バックアップをとってハードディスクの分割

<作業開始>
 まずはバックアップから。ドキュメントはひとつのフォルダにまとめてあるが、ネットスケープのブックマーク、アドレス、メールと、ATOK12の辞書などを、このドキュメントフォルダにコピーし、一括してCD−Rに落とす。ただし、MP3データは、CD−Rの容量650MBを軽く越えてるので、フォルダ単位でバックアップする。

<各種ディスクの作成>
 一連の作業にかんして、事前にプログラムを組み込んだFDDを作成しておかなければならない。まず、Windows98の救済ディスク。これは、再インストールに限らず、不測の事態に備えて、普段から用意しておかなければならない。これは、、[アプリケーションの追加と削除のプロパティ] ダイアログ ボックスの [起動ディスク] タブを表示し、[ディスクの作成] をクリックで作成できる。FDDを2枚使用。事前にフォーマットしておく。
 次に、フォーマット用ディスク。パーテーションを区切る"FDISK"は、救済ディスクに含まれているが、フォーマットコマンドは用意されていない。MS-DOSプロンプトから

A:\>copy C:\>windows\command\format.com a:

と記述して実行。これはFDD1枚でOK。
 これで用意万端。いよいよハードディスクに手を加える。
 まずは、救済ディスクの1枚目を入れ再起動させる。

 今回の構成は、
1.MS-DOS基本領域:3.6G
2.Linux領域:2G
3.拡張領域(すべてひとつのドライブに割り当てる):4G

 まずは、今の領域をすべて消さなくてはならない。つまり、すべてのデータが消えるので、これは少し緊張する。Windows98は、基本的にハードディスクのすべての領域を基本領域として認識しているはずだ。これを削除する。
 続いて、あらためて基本領域を作成し、次に拡張領域を作成する。いったん、基本領域を作成した後のすべての領域を、拡張領域に割り当てる。それができたら、続いてドライブの設定。Cが基本領域に設定されているので、Linux予定領域はDドライブ。続いて残りのすべてをEドライブで設定。領域の確認でチェックし、問題がなければ、めでたくパーテーション完成。
 ここでつまづいたことがひとつ。このあと、フォーマット作業に入るのだが、Dドライブをフォーマットする意味はないと考え、先にこの領域を削除し、フォーマットを試みたのだが、うまく終了しない。後方のセクタが破損しているどうのこうのというメッセージが出てくる。スキャンディスクを試みるが直らない。仕方ないので、再度FDISKで一からパーテーション作成。しかも、あとでわかったのだが、ここでフォーマットしたにもかかわらず、Win98をインストールするときにフォーマットを要求される。ここでのフォーマットは無視してもよかったのかもしれない。
 とにかく、各ドライブのフォーマットを済ませ、Dドライブを削除しようかとも思ったのだが、そうすると、どうもうまくいかないような気がして、そのままWin98をインストールし、Dドライブ削除はそのあと行うことにした。まずはWin98をインストールしないとなにもできない。