国道151号
 愛知県豊橋市と長野県飯田市との連絡を担う151号は、現在県境付近で道路改良工事中。同じようなルートで、三信南遠自動車道が建設中で、これはそれぞれ「三河」「信濃」「南遠江」の頭文字をとったもの。この高速道路と二本立てで、列島横断道路の一翼を担う。完成すれば、従来往来が少なかったこの都市間に、新しい経済圏が生まれるだろう。
(99/7/3記)
写真:愛知県豊根村 99/5/15

国道163号
 国道163号は、大阪を起点に、以前は伊賀上野が終点だったが、平成4年4月に三重県津市まで延長された。伊賀上野(三重県上野市)といえば忍者であるが、俳句好きには松尾芭蕉の生家があることのほうが大切かもしれない。市中心部には別名‘白鳳城’と呼ばれる上野城が市内を俯瞰している。たもとの上野公園には忍者屋敷がある。
(00/2/26記)
写真:三重県美里村 96/2/12

国道201号
 国道201号は、福岡を起点に東へ進み、周防灘を望み国道10号に接続する苅田町が終点の道路。全線が指定区間。途中、香春町(かわらまち)付近で、炭坑節にも歌われた香春岳が北側にそびえる。石灰岩からなるこの山は、一ノ岳、二ノ岳、三ノ岳と連なるが、一ノ岳は採掘で山頂が削られ、当初より100mほど低くなっており、まるでテーブルマウンテン。(00/2/26記)
写真:福岡県飯塚市 99/12/18

国道302号
 名古屋の郊外を、ぐるっと円を描くように走る環状国道。通称‘環状2号’。名古屋港に架かる3つの大橋、名港トリトンは伊勢湾岸道路という有料道路だが、国道302号の一部でもある。名古屋中心部から放射状に延びる各国道を横に連絡する重要な道路であるが、現在は未完成で、おもに東側が全線開通に向け工事中である。(00/2/26記)
写真:名古屋市守山区 00/2/5

国道322号
 北九州市と福岡県中部の久留米を結ぶ国道。沿線途中にある秋月は、鎌倉時代から続いた小さな城下町。こぢんまりとした町中に、目鏡橋や社寺仏閣、茶屋や門などが現代までに伝えられ残された小京都。ふつうに走ればバイパスしてしまうが、時間があれば旧道を選び、クルマを止め、小さな町をのんびり散策してみたい。(99/12/27記)
写真:福岡県甘木市 99/12/18

国道366号
 愛知県の半田市と名古屋を結ぶ、全長20kmあまりの短い国道。位置的には典型的な大都市近郊に属するが、半田市内では一方通行の狭い場所があり、ローカルな雰囲気を残している。現在バイパス整備中。名古屋方面から走ると、国道23号の都市高速のような風景から田園が広がる景色へと、短い距離で様相が大きく変わる。(00/2/26記)
写真:愛知県大府市 00/2/5