国道156号
 中部地方で国道41号と並ぶ列島横断国道。北陸から東海地方に抜けるには、富山を終点とする41号か米原経由で8号・21号を走り次ぐ以外「使える」道はない。沿線では東海北陸自動車道が建設たけなわで、郡上八幡以南の強烈なスキー渋滞も幾分か解消されたが、横断道路の重要な役目は高速道路が全通するまで変わることはない。
(98/8/26記)
写真:石川県 89/11/25

国道180号
  陰陽連絡の使命を持ち、岡山と米子を結ぶこの国道180号線は、新見から米子までちょっと遠回りをする。通常このクラスの国道は主要都市間を最短で結ぶのだが、鳥取県の日野町から米子市までの区間はその役割を弟分の181号に譲り、本人は日南町を経由するルートをとる。もちろん、この区間は交通量が少ない。全線にわたってわりと単調な2車線構成である。(98/8/31記)
写真:鳥取県日野町 97/9/21

国道259号
 地図を見ると、この国道259号線は豊橋から渥美半島を縦断し、伊良湖岬に至る道やと思いきや、実は海を渡り三重県の鳥羽市まで続く。というより、この鳥羽が起点で終点が豊橋である。渥美半島は「常春の里」といわれ、無霜期間270日以上という温暖な気候のおかげで、電照菊やメロン・トマト等に代表される日本有数の暖地園芸地域となっており、夜間はその電照菊ハウスがいっそう目立つ。(98/9/6記)
写真:愛知県渥美町 97/12/28

国道374号
 水量豊かな吉井川に沿う国道374号。大きな観光地はないが、狭小な区間もなく、快適なドライブが楽しめる。クルマを流して気分転換をしたいときなどには絶好の道。国道179号合流直前にある湯郷温泉は、京阪神からの手頃なリゾート施設。30軒近くの温泉旅館があり、効能は消化器病、神経痛、貧血症など。
(99/7/3記)
写真:岡山県吉井川沿い91/10/15

国道402号
 海沿いの快適な道路である402号は「越後七浦シーサイドライン」と呼ばれており、天気のいい日には、日本海に浮かぶ佐渡島がはっきりと眺められる。沿線の寺泊町は、その佐渡島へのフェリーも出ている。寺泊は、江戸時代に北前船に寄港地、北国街道の宿駅として栄えた。観光に力を入れており、鮮魚店が並ぶ「寺泊アメヤ横町」や「町立博物館」がポイント。              (99/7/3記)
写真:新潟県寺泊町 97/4/27

国道423号
 都市高速道路とローカル国道という二つの顔をもつ423号。大阪・梅田と箕面間は、実際は高速道路ではないが、新御堂と呼ばれ、信号もなく都市高速の雰囲気。いっぽう、箕面以北は、能勢の山間部を通る一般的な国道。ほぼ全線2車線で、亀岡の手間ではちょっとした峠があり、退屈したところにちょうどいい。
(99/9/11記)
写真:大阪府吹田市 97/4/12