国道2号
 昔の山陽道にあたる国道2号線は、もっとも橋梁の多い国道でもある。(平成6年の時点で1279 箇所) 大阪の梅田新道交差点を起点として北九州市まで達するこの国道は、関門トンネルもそのルートに含む。東京からの国道1号を引き継ぎ、その関門トンネルを抜けると、鹿児島までを結ぶ3号線に接続する重要幹線である。
(97/11/7記)
写真:北九州市門司区 98/4/24

国道19号
 名古屋起点のR19沿線には味のある宿場町が数多くある。馬籠、妻籠、木曽福島、奈良井など。「木曽路はすべて山の中である」は島崎藤村の小説『夜明け前』の冒頭の一節であるが、現在の木曽路、R19も山間をぬい、小さな町をつなぐ。木曽路の旅は、こういった古い町並みを訪れるのがもっともふさわしく思う。道はこれより長野まで続く。
(98/9/26記)
写真:長野県楢川村(奈良井宿) 94/9/16

国道24号
 京都から奈良を経由し和歌山まで、近畿の各県庁所在地を大きくぐるりと結ぶ国道で、この手の道路は近年混雑も激しく、京奈和自動車道が京都府南部で開通しているが、全通はいつのことかわからず、渋滞との格闘はしばらく続くだろう。京奈間では木津川、和歌山東部では紀ノ川と、大河川の堤防を走るこの2箇所は24号線のごく少ない「快適区間」だろう。(98/9/5記)
写真:京都府山城町 97/2/22

国道117号
 起点長野市、終点新潟県小千谷市。日本でも有数の豪雪地帯を貫くこの国道は雪との闘いである。各所にスプリンクラーがあり、除雪のため道路幅も大きくとってあり、新潟県にはいると道路看板も雪対策のため特殊な形状をしている。 番号が示すとおり、この地域の重要な道路であるため、様々な雪に対する知恵が詰め込まれている。スキー場、温泉等観光施設も多い。(98/9/6記)
写真:新潟県小千谷市(信濃川) 97/4/27

国道150号
 静岡県の二大都市、浜松と静岡、さらに清水までを海沿いに結ぶ国道。といっても、海が臨めるのは御前崎以東。R1や東名からは遠く離れているが、交通量は多い。景色のポイントは、焼津東側の大崩海岸(ただしバイパス建設中)から清水付近まで。太平洋が広がり、一部海上を走る区間がある。
(98/8/23記)
写真:静岡県相良町 96/11/9

国道162号
 近畿圏の100番台国道のなかでは比較的地味な存在。実際交通量はさほど多くなく、そのぶん快適なドライブが楽しめる。京都から小浜までは途中大きな町もなく、その先の三方町まではセンターラインが消える箇所も多い。のんびりドライブを楽しむなら手頃なルートだろう。
(98/8/26記)
写真:京都府右京区 98/8/9