国道176号
 宮津と大阪を結ぶこのR176は、起点が大阪ではなく宮津である。ここから福知山までは豪快なアップダウンで、高速でその走りを堪能できる。兵庫県の柏原町までR175と重複し、その後は丹波の里を淡々と走り、終盤近い西宮の北部から宝塚市まではヘアピンカーブもある山岳ルートのような道であるが、大阪に近いこともあり、住宅地が広がる。
(97/11/9記)
写真:京都府福知山市 97/8/9

国道188号
 岩国から海沿いに柳井をを経由して下松へ至る国道。国道2号線はこの間内陸部を走り、JRがメインの山陽本線を海沿いにルートをとり岩徳線というローカル線が2号線と同じような内陸部を通っているのが対称的だ。全線にわたって快適なシーサイドルートで、大畠町では国道437号線の大島大橋が美しい。
(98/8/23記)
写真:山口県光市 92/3/13

国道250号
 通称「明姫グリーンロード」は、新幹線西明石駅すぐ北のR2との交差点より始まる。起点は神戸市だが、重複区間のため、実質的にはここから備前市までをR2より海沿いに走り、備前市から岡山市までは再びR2と重複するという珍しい国道である。
途中、兵庫県の御津町付近では通称「七曲がり」と呼ばれる断崖絶壁があり、ゆっくりと走ってみたい。
(97/11/6記)
写真:兵庫県御津町 97/1/19

国道257号
 流行にとらわれない、しっかりとした観光地が控えるR257沿線。起点である浜松近くの浜名湖に始まり、長篠の戦いで有名な鳳来町には鳳来寺、湯谷温泉。設楽町では茶臼山高原でリゾート気分を。中央道と接続する恵那市では恵那峡に家族で楽しめる遊園地などもある。中津川から北上すれば下呂温泉。老若男女オールマイティーなR257である。
(98/10/24記)
写真:岐阜県加子母村 97/6/6

国道312号
 播但有料道路が開通して、播磨と但馬のメインルートを譲ったものの、通行料金が高いこともあって相変わらず重要性は高い。冬になるとハチ高原や神鍋の各スキー場へ向かうクルマが夜中でも列をなす。神崎町以北はよく整備されており、ドライブインも多い。京都府大宮町付近では、運が良ければ北近畿タンゴ鉄道のユニークな車両と併走できる。
(97/11/9記)
写真:京都府久美浜町 97/8/9

国道363号
 「ハナノキ街道」の愛称がある国道363号。名古屋を起点に焼き物の町・瀬戸を通り、中央道より約10km南側を東進する。町全体を大正村として大正時代の古き良き時代の面影を残す明智町を過ぎ、江戸の家並みが残る岩村町はセットの観光地。快適な高原道路を登るとゴール近い中津川。最終コースは狭隘区間。ハンドル操作は気をつけて。
(98/11/29記)
写真:岐阜県土岐市 98/3/21