国道10号
 起点が北九州市、終点が鹿児島市。という国道は2本あり、福岡・熊本を経由するのが国道3号。大分・宮崎経由がこの10号。JRの鹿児島本線と日豊本線と同じである。九州内においては西側に比べて開発が遅れた東海岸ではあるが、少しずつ高規格道路が延びてきている。しかし、大分から宮崎まではこの10号の独擅場。途中リニア実験跡が見える。最終コースの錦江湾沿いは桜島が美しい。
(98/9/5記)
写真:大分県宇佐市 98/4/24

国道11号
 四国の最重要幹線国道。鉄道が高松を中心に路線構成されているのに対し、この11号は徳島を起点とし、松山まで高松経由で結んでおり対称的である。高松付近は大規模なバイパス工事が進捗中で、完成時には高松琴平電鉄に交差する踏切も解消される。同時に近年、沿線に高速道路建設がハイペースで進められており、道路環境の変貌が続いている。
(97/11/16記)
写真:徳島県鳴門市 97/5/10

国道28号
 神戸市から淡路島を貫き、徳島市までの国道。神戸淡路鳴戸自動車道の明石海峡大橋も正式にはR28の一部である。淡路とは「阿波(徳島)へのみち路」の意。温暖な気候で、とくにタマネギ、スイセンは有名。意外と知られていないが、線香の生産は日本一。岩屋から洲本までは海沿いを走るので、時間があれば高速を降りてこちらを走ってみたい。
(98/9/27記)
写真:淡路島 89/8/3

国道32号
 高松街道、阿波別街道、徳島街道、徳島北街道、それに土佐北街道。すべてR32につけられている名前である。沿線最大のみどころである大歩危の由来は、大股で歩くと危ない、からだそうで、みごとな渓谷美を成している。無料駐車場にクルマを停めて、遊覧船で大歩危を一興、なんていう休息をとってみては。
(98/9/26記)
写真:徳島県山城町 98/5/22

国道42号
 起点の浜松から終点の和歌山まで、ほとんどのコースを海とともにする国道(途中海上区間あり)。紀伊半島は山が海に落ち込む地形で平野部が少ない。この道をたどると、その地形の厳しさが実感できる。串本は本州最南端の町。ここまで来たら、ぜひ最南端の潮岬に寄ってみたい。芝生の上は絶好の休息場所。潮風を思いっきり浴びてみよう。  
(98//11/29記)
写真:和歌山県古座町 96/3/10

国道168号
 紀伊半島を縦断する通称「十津川街道」。奈良の五條から終点の大阪府枚方市までは郊外道路だが、それまでの山間部では観光地が目白押し。街道名にもなっている十津川町には、長さ279mの谷瀬の吊り橋に十津川・湯泉地温泉、本宮町では湯の峰・渡瀬・川湯の各温泉が控える。奈良県中部の大塔村から新宮まで新宮川に寄り添う快適リバーサイドルートである。       (98/9/5記)
写真:和歌山県本宮町 96/3/10