3桁国道の峠には要注意

 交通量の少ない峠は、通行止めになっていることも多い。原因は工事などもあるが、土砂崩れ、地盤崩壊など、災害によって通行できないことは、さほど珍しくことではない。雪解け後の春や梅雨、9月の台風シーズンなど、国道といえども災害による通行止めは頻繁にある。冬季通行止めは事前にわかるが、土砂崩壊などによって現地へ行ってはじめて通行できないことを知る、というのもショックである。僕は一度、国道429号線の兵庫・京都の県境でそういうめにあった。できれば家を出る前、国道を管理する工事事務所か地元の警察に確認をとったほうがよい。
 また、通行できたとしても、ヘアピンカーブ連続で狭隘路ということが多い。そういう通行困難な場所は、順次改良されているが、300台以降の番号は疑ってかかるべし。100台でもそういう峠はいくらかある。たとえば岐阜・福井県境を越える157号は、嫌気がさすほど狭隘カーブが続く。こういう場所は、雨量の多いときは危険だし、夜中はかなり気色悪い。当然、通過車両も少ないので、万一何かあったときのリスクが大きい。そして、概してこういう場所は形態電話の電波が届きにくい。走破には、事前の下調べとしっかりした計画が必要だ。そうそう、ガス欠にも注意しなければ。
(99/9/9記)

国道といえども、かなりひどい道が続く峠も多々ある。(国道157号岐阜県根尾村)