家庭と国道走破の両立について

 旅をするには、基本的にまとまった休みが必要だ。週末を利用して、1泊2日程度の旅なら、それほど日程調整をせずに出発できる。だが、それ以上となると、サラリーマンの僕としては、休みを確保するのにそれなりの手段が必要だ。簡単なのは連休や正月などのまとまった休みに出かける方法。しかし、これには必ず渋滞と長時間おつきあいしなければならないという難点がある。したがって、仕事を調整して年休をとり、これに連休を絡ませたりして、旅の時間を確保するわけだ。
 僕の場合、仕事以外に、家のほうも調整が必要となる。僕は、妻とまもなく2歳になる息子との3人暮らし。妻は働いている。平日、子どもは近所に住む妻の両親にみてもらっている。妻は朝が早いので、出勤するとき僕が息子をクルマで送っていき、帰りは妻が運転して連れて帰ってくる。それぞれの都合によって、時間に余裕があるほうが送ったり迎えにいったりもする。妻は、通勤が片道2時間近くかかるので、家に帰ってくるのも、けっこう遅い時間だ。そんな生活をしていると、平日に家事などはできない。よって、週末にまとめて掃除や洗濯を一気に片づける。買い物もクルマでスーパーに行き、1週間分まとめて買う。息子はまだ2歳前なので、つねにどちらかが家事をし、残ったほうが息子の相手をする。
 さて、こんな毎日を送っていると、年休がとれたからといって、簡単に旅に出ることはできない。息子の送り迎え、週末の買い物、家事等、ひとりで、しかもクルマがないとかなり大変だ。ひとりだと、体を休める暇がない。だから、旅に出るときは、仕事の調整以外に、家のほうの調整も必要になる。できることは前の週までにすべてやっておく。洗濯などはたまるので、がんばって平日に済ませる。このような準備と調整を経て、やっと出発できるわけだ。もちろん、食べ物のおみやげは、必ず買って帰る。(食べ物以外では、あまり意味がない)
 共稼ぎのサラリーマンにみなさん、趣味を続けるには大変でしょうが、ともにがんばりましょう。
(99/6/29記)