国道奔走記〜雪景色R477


 暖冬といいながら、一段と寒さが厳しい日だ。信楽町までは雪はほとんどお目にかからなかったが、R307を東進するにしたがって、街の中心部を過ぎると路肩に雪が見られるようになった。水口町にはいるとその白い面積は徐々に勢力を広め、日野水口グリーンバイパスにはいると、「チェーンが必要か?」と思わせるような積雪が見られた。幸い交通量がそこそこあり、その必要がなかったが、これから走るR477はその数字が示すように、交通量は期待できず、また地図でみると蒲生町をはじめとして、あちこちで直角に曲がっている。少し不安を抱きながらR477の分岐である三十坪交差点まで来た。おそるおそる左折すると、しばらくはノーチェーンで走れそうだ。雪景色のなか、ドライブを楽しむ。問題の蒲生町も10センチ近くの積雪があるにもかかわらず、アスファルトは黒い地肌を見せており、チェーンの出番はなかった。名神竜王インター付近では雪も少なくなり、安心した運転を続けることができた。しかし、気温はさほどあがっていない。おそらく1〜2度くらいであろう

なにやらにぎやかな看板(道の駅・琵琶湖大橋米プラザ)

R8を横切ると、国道の様相はすっかりなりをひそめ、細い旧街道のたたずまいで琵琶湖に近づく。琵琶湖大橋の手前まで来ると、幹線道路の雰囲気で、沿道にあるコンビニで遅い昼食をとる。有料の大橋を渡りきったところにある道の駅「琵琶湖大橋米プラザ」で休憩をとることにした。2Fのテラスからは琵琶湖大橋が眺められるが、いかんせん寒すぎる。すぐに建物のなかにはいり、近江米の展示を見て再び国道を走る。R367の写真を撮ろうと北進したが、R367に合流する手前で道路に残雪が見られるようになり、危険を感じて仕方なく引き返した。もうチェーンをつける余力はなかった。R161を南下し、途中坂本のスーパーで写真を現像した。これは、その写真の現像があがるまで、モバイルギアで書いたものである。
(旅行日 98/1/25)

雪景色の国道477号

滋賀県蒲生町