国道奔走記〜東海地方ローラー作戦



<往路>
今年の国道走破をしめくくるべく、東海地方ローラー作戦を思いついた。愛知県を中心とした虫食い状態の国道を一気に走ろうという算段だ。まずは、夜8時、枚方を出発した。メーターは15840km。どのくらいまで進むのだろうか。

浜名湖でのすがすがしい朝。(R301 静岡県三ヶ日町)

R307からR24を経由して名阪国道をめざす。天理I.Cから名阪国道にのるつもりだったが、気がつけば西名阪の郡山I.Cに来ていた。R24を南下し過ぎたようだ。仕方なく、400円の通行料金を払う。年末休みに入っていることもあって、トラックが少ない。亀山でR1のバイパスに入る。夕食がまだだったので、ラーメンと餃子を腹に流し込む。休息の後、再びR1を北上。お約束ごとのように、四日市でR23に乗り換える。相変わらずこの道はオービスが多い。特に四日市市街地付近は40km/h制限で注意が必要だ。途中夜食とストロボ用の電池を仕入れてR302をめざす。今回はバルブ撮影に挑戦する。

<深夜の名古屋界隈 国道247号ほか>
飛島村でR302に直行し、名港西大橋方面に向かう。なかなかいい撮影地がない。結局大橋下付近で、R302の看板とともに夜間撮影をした。道路標識は再起反射し、光が入射角と同じ角度で反射するので、ストロボ撮影は難しい。折り返し、R302を北上。R1に出て熱田神宮方面に向かう。神宮近くの交差点からR247にはいる。日付が変わり深夜だというのに、クルマの量は多い。東海市に入る頃は、R247は自動車専用道路となる。制限は70km/h。無料の道路で60km/h以上の制限速度を見たのは初めてだ。名阪国道も加古川バイパスも60km/hなのに。
知多市に入って一般道にもどり、進に従って道は細くなっていく。夏場の渋滞はかなりのものと推測する。南知多町でR247を離れる。この先は学生の頃走破しているからだ。
知多半島を横断する県道を通り、半島の東海岸に出て、再びR247を北上。半田市を経由し、碧南市へ。海底を通る衣浦トンネルの接続する交差点まで来れば、R247は走破である。来た道を戻り、高浜市でR419にはいり、知立市をめざす。バイパス整備中であるが、来る度に愛知県下の道路整備には感心する。このR419も完成すれば立派な道に変身するだろう。かなり先のような状況ではあるが。少し道に迷い、東名高速の豊田I.Cに向かうつもりが三好I.Cに出た。東名に乗り、今夜の宿泊地を探す。岡崎I.Cの先にある、美合PAにクルマを止め、シートを倒した。時計は3時半過ぎまでは覚えている。

<渥美半島 国道42号、259号>
朝8時に目が覚めた。デミオは熟睡できる。短時間だが、深い眠りにつけたようで、体もすっきりしている。洗顔等を済ませ、カロリーメイトの朝食をさっさと片づけて早々とスタート。東名高速の三ヶ日I.Cで降り、R362・301をなぞってR42をめざす。左手に浜名湖が広がっている。朝のすがすがしい光が湖面に反射し、思わずクルマを止めてしまう。

道の駅 伊良湖クリスタルポルト

湖西市でR42にのり、伊良湖岬をめざす。この道はガソリンスタンドが少ない。途中田原町で内陸に入り、ガソリンを補給する。道の駅「田原めっくんはうす」がすぐそばにあったのでこちらにも寄ってみたが、とりたてていい情報は入手できなかった。再度R42に戻り岬をめざす。風が強い。しかもなかなか海が見えない。やっと先端近くまで来て太平洋を拝むことができた。
道の駅「伊良湖クリスタルポルト」で昼食を食べ、今度はR259を北上する。ここは以前走破しているので、撮影がメイン。途中から県道を使い、豊橋ベイエリアを通ってR1までショートカットすることにした。このベイエリア、夜はなかなかのドライブコースとみた。長大橋がつらなり、道路も都市高速道路のような設計である。

<国道155号と164号で締めくくり>
音羽蒲郡I.Cから豊田I.Cまで東名に乗る。R155の未走破区間の豊田〜東海間を走り、昨夜走ったR247との重複区間である東海市横須賀I.Cに戻ってきた。最後の締めはR154。名古屋港とR1を結ぶ盲腸国道である。ここは意外と撮影する場所に困った。なんとか撮影を済まし、R22で名神一宮I.Cに出て、帰路に就いた。到着時のメーターは16641kmだった。ローラー作戦とはいえ、名古屋周辺でもR366等まだ未走区間があちこちにある。これらは次の機会に楽しもう。

走行距離 801km  
ガソリン使用量61.1g  
燃費13.1km/g

(旅行日97/12/27〜28)