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国道エッセー6 「国道データ1」
 
 今回は国道にまつわるデータをとりあげてみよう。まずは都道府県別の国道距離の順位。
1位は当然北海道。なんと約6300km。全国道の12%を占める。2位は新潟。なぜかとある政治家の顔が浮かぶ。以下福島、長野、岩手と面積の大きい各県が順当に並ぶ。8位広島は少し意外。逆にワースト3は東京、香川、沖縄の順。東京は国道以外の道がよく整備されているのだろう。では面積あたりの国道距離でみてみると、1位大阪は何となく納得。(315m/ku)2位神奈川、3位自動車王国愛知、以下少し意外だが佐賀、長崎と続く。北海道は面積が大きいだけに75m/kuとなり最下位。今度はこれを人口比で見てみると、一人当たりの国道距離が長いのは1位高知、2位岩手、3位島根で北海道は4位。いずれも人口稀薄区域。当然都市圏は短く下から東京、大阪、神奈川の順。人口千人あたり、高知では1291mもあるのに、東京を例外的に考えると大阪はたった68m。そりゃ道路が渋滞するのも無理ないでしょう。
 
平成9年6月21日