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国道エッセイ5 「ルートナンバーが語る沖縄返還」
 
 沖縄にある国道は、R58と、R329からR332・390・449・505それに507である。しかし、2桁国道では末番、200番台でも鹿児島県のR226からその次は北海道のR227へと、沖縄を飛び越している。これは各国道の指定日と関連がある。(別途データを参照)現在のような形で最初に国道が設定されたのが昭和40年。このとき、沖縄はまだ日本のものではなかった。その次に国道が追加指定されたのが昭和44年。この時点でルートナンバーは328まで進んでいた。沖縄が返還されたのが昭和47年5月15日ということは、今年返還25周年というマスコミの報道でおなじみだ。これに先だって、R58をはじめとする5本の国道が、同年4月28日付で沖縄に初めて指定された。国道の数字が語る歴史のひとこまであるが、これに引き続き北方領土にも新しく国道が指定される日が来ることを願ってやまない。 
 
 
指定日
1〜57
昭和40年3月29日
58
昭和47年4月28日
101〜271
昭和40年3月29日
272〜328
昭和44年12月4日
329〜332
昭和47年4月28日
333〜390
昭和49年11月12日
391〜449
昭和56年4月30日
450〜507
 
 
 
平成4年4月3日