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国道エッセイ3 「新しい国道標識」
 
 この国道選手権に参加されている方は、走破証明として国道の番号標識を撮影されている
と思うが、従来の逆三角形の標識や、交差点付近での分岐案内板等に、愛車を組み合わせて
写真に収めているのがほとんであろう。かくいう筆者も同じで、これはこれで楽しいのだが、
アルバムを見直すとワンパターンに陥り気味であることは否めない。写真を撮るときにその
あたりを注意してシャッターを切るようにしているのだが、どうしても作風としては同じよ
うなものになりがちである。そんな思いを抱いていると、ひとつの朗報がはいってきた。従
来の標識に加えて、新しい標識が追加されることになったのである。すでにお気づきの方も
おられるであろうが、交差点付近にて、交差道路標識なるものがお目見えしているのである。
(別添資料参照)これは交差道路の方向や道路の種類を、色・形・数字で表すもので、アメ
リカやニュージーランドでは似たようなものが以前から整備されている。平成9年度の道路
関係予算にも、「わかりやすい案内標識の整備」として盛り込まれており、従来の標識も含
めて185億円の予算が計上されている。筆者自身は、先日三重県の368号線にて、はじめて現物を目にすることができた。順次全国的にこの新しい国道標識にお目にかかれそうで、真新しい看板と愛車を取り込んだ、新しいパターンの写真がアルバムに仲間入りするのが今から楽しみである。
 
 
平成9年3月15日