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道路ユーザーネットワークへの手紙
 
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 前略 いつも「道路ニュース」を楽しく拝見させていただいております。さて、今回アンケート回答を機に、、少しばかりの意見と質問をさせていただきます。
 
 まず、私は、自動車の免許を取得した1989年より、趣味として「国道走破」なるものを続けております。以前の国鉄が行っていた「チャレンジ20000km」の国道版と言ったところでしょうか。この8年間において、北は北海道から南は鹿児島県まで、国道5万キロのうち、約2万8千キロを走破しております。その成果を、バイク雑誌「モーターサイクリスト」に発表することができました。(ちなみに私はバイクには乗りません)この雑誌のなかで、「国道走破選手権」という企画をやっており、貴方にとっても何か参考になるようなことが多いかと思います。仕事は、現在道路とはほとんど縁のない事をやっておりますが、いずれ何らかの形で、道路に接する仕事に就きたいと思っております。
 
 ここで、昨年末にあった出来事をお話ししたいと思います。
 
<意見>
最近、サービスエリアでイベントを開くことが多いようですが、私はこのことについて非常に疑問を感じます。先日もドライブの休息に、都心に近いとあるサービスエリアに立ち寄ったのですが、そのときたまたま「餅つき大会」が催されており、無料でつきたて餅の配布サービスをしていました。そのまわりには人が鈴なりになっており、私を含めて多くのクルマがしばらく駐車できなかったことを、このイベントの影響ではないと断定することはできないでしょう。サービスエリアは、本来長時間の運転の疲れをいやすことが目的のはずであり、閉ざされた高速道路内では、「スムーズに駐車できる」ことが最優先されるはずです。ましてや、都心に近く常時混雑するエリアにて、混雑に拍車をかける行為は、理解できません。イベントそのものを否定するつもりは毛頭ないですが、時と場所をよく検討していただきたくペンを執った次第です。
 
これは、JHの広報誌「 Artery」に提案したことですが、明確な返答がなかったので、この場で再度提案させていただきました。
 
<質問>
Q1、一〜二桁国道と、三桁国道は、以前の一、二級国道の名残らしいですが、現在はどの
ような区分になっているのでしょうか。
 
Q2、各国道の起終点については道路時刻表をしようしていますが、住所もしくは交差点レ
ベルで把握するには、どうすればよいのでしょうか。
 
Q3、国道は何段階かにかけて都道府県道から昇格していますが、その歴史を知る手だては
ないでしょうか。
 
Q4、多くの国道で旧道とバイパスが併走していますが、国道の距離は何を基準にでている
のでしょうか。
 
Q5、建設省道路局から「国道あれこれ相談室」という本が出版されているようですが、ど
うすれば手にはいるでしょうか。
 
これは、どこに尋ねたらいいのか分からず、建設省 近畿地方建設局 浪速国道工事事務所「緑立つ道」編集局におたずねしたものですが、これもご返事はいただけませんでした。あくまでも個人的な趣味の領域なものなので、しかたないでしょうね。もし、ご回答いただけるようでしたら、幸せに存じます。
 
このように、道路に関して非常に興味をもっている私が、何らかの形で、公共の財産である道路の価値の向上に役立てればと思っております。これからも、この道路ニュースを通じて、研究の成果を各方面に発表していきたいと思っておりますが、最後にひとこと。この貴重な場を、いい話ばかりで固めるのではなく、日本の道路は世界一だと胸を張って言い切れるぐらいにしていくために、厳しい批評も積極的に採り上げていく編集方針を期待しております。未熟者が偉そうなことばかり申しまして失礼いたしました。今後もよろしくお願い致します。
 
 
 
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許すまじ道路財源の転用
 
 道路特定財源の旧国鉄長期債務返済に転用反対には、私も賛同する。ただでさえ国民の納得のいかぬまま、あらゆる税金負担が増加し、大衆の生活を圧迫しているさなか、目的を持った特定財源を他目的に転換使用するというのは、国民を馬鹿にするにもほどがあるというものである。まさに「あるところから取る」という単純かつ幼稚な発想で、この国特有の責任所在の不明確さは、相も変わらずである。際限ない高速道路の建設には疑問をもつが、一般道路の整備、特に大都市近郊部・山岳部を中心に、整備の緊急を要する箇所はかなりあるはずである。良識ある為政者の判断と、貴方の活躍を期待する。
 
 
3========================================
 電車で旅をすると、旅先で旅情を感じさせる情景とか駅などに出会います。道路も最近では道の駅がその役割を果たしていたり、旧国名の看板(例えば、国道19号線の「ここより木曽路」)などにそれらが当てはまりますが、もっと旅情あふれる工夫ができないでしょうか。高速道路の延伸で一般道における車の旅の役割は低下していますが、やはり一般道にしかない「味」というものがあると思います。個人的にも一般道の旅が好きなので、ぜひこういった観点を道路整備に取り入れてほしいものです。
 
 
4========================================
「京滋バイパス料金所の改良を」
 
 大阪北東部と名神高速を結ぶ京滋バイパスはとても便利でよく利用するのですが、ここの料金所は早期に改良の必要があると思います。ほとんどのブースが自動化されていますが、これが非常に使いづらいのです。小銭の投入もさることながら、致命傷はハイウェイカードを逆さ向け(表側を下に)いれなければならないということです。国道1号のバイパスということで不特定多数の車両が通行するこの道路に、なぜこんな機械が導入されたのか理解できません。(事実先日はトラックが往生していました)同じ国道1号でも、静岡県の掛川・磐田バイパスはもっと使い勝手の良いものだった気がします。最近は交通量も増え、この料金所で渋滞が発生することもあるようです。特定場所を指定することがこのコーナーの主旨に合うかどうかわかりませんが、いちユーザーとして提案させていただきました。
 
 
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道路ニュースにQ&Aコーナーをつくってはどうでしょうか。道路に関する疑問は総括
的な窓口がないのが現状でしょう。ユーザーネットワークの親近感をより増すためにも
、質問コーナーの新設を提案します。下記に私個人の質問を付け加えておきます。
 
EX1、凍結防止剤の「湿塩散布方式」とはどんなものでしょうか。
EX2、バイパスが完成した国道において、旧道が都道府県道に降格する場合と、国道
のままの場合がありますが、その際の判断基準はなんなのでしょう。また、国道として
そのまま残る場合、その国道の距離はどうなるのでしょうか。
EX3、道路清掃はどれくらいの頻度で行ってるのでしょうか。
 
以上、ご検討ください。
 
 
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 道路の博物館のようなものができないでしょうか。道路に関するあらゆる資料や展示紹介をする総合的な資料館のようなものを見たことがありません。道の駅やサービスエリアに併設すればいいと思うのですが。
 
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1.道路の縁の下の力持ち、道路作業車の見学を企画してほしい。もちろん、休日に。
 
2、道路の開通情報を詳しく載せて欲しい。高速道路だけでなく、国道のバイパス完成などのレベルでも旅行前などは助かります。
 
 
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1、京都縦貫道(京都丹波道路)は延長距離が延びているにもかかわらず、パーキングエリアがない。休憩できる施設がほしい。
 
2、バイパスが完成しても、旧国道が主要地方道路に格下げにならないケースがままある。旅行先などで同じ国道が併走しているのは紛らわしい。利用者にわかりやすい道路設定を。
 
3、国道の起終点表示はごく一部でしか見られないが、表示を増やせば旅はもっと楽しくなるのでは。