目次へ
  プロフィール2

 私は「日本の国道全線走破」なるものをライフワークにしています。もちろん仕事はこれに全く関係ないことですが、休みなどを利用して、日本全国を走り回っています。
 
 
<ルーツ>
 きっかけは、1週間の四国旅行。20才の夏、免許を取ってわずか8日後のことだ。室戸岬や四万十川、開通したばかりの瀬戸大橋を、バイク仲間とともに旅してまわった。中学の時から電車で日本全国を放浪していた前歴もあり、1年間の浪人生活がさらに拍車をかけることになったのか、クルマを手に入れた私は、まさに水を得た魚のように全国を走りまわるようになる。
 
<果てしなきチャレンジ〜国道走破>
 高速自動車国道(いわゆる高速道路)を除く一般国道は、重複区間を含めると約6万qある。そのうち、私は現在約2万9千qを走っているので、走破率は約50%ということになる。以前国鉄が行っていた乗りつぶし企画「チャレンジ20,000q」ならとっくに終わっている。国道を走りきるためには、これを3回やらなければならない。電車に乗るよりクルマで走る方が費用もかかるので、なおさらゴールへの壁は厚い。まさしく、果てしなきチャレンジである。
 
<国道走破のルール>
 基本的に、起点から終点まで走る。起終点はおもに道路時刻表でチェックしている。バイパス等が併走していても、どちらかを走ればいいことにしてる。昼夜は問わない。都心部は夜の方が走りやすい。しかし、写真を撮るのは困難になる。ちなみに、国道には重複区間が多数存在するが、これも走らないと走破にならないことにしている。例をあげると、国道8号線は、新潟から金沢を経由して滋賀県の栗東で国道1号に合流するが、正式には京都まで重複区間である。地図で見る限り栗東で終点のようだが、京都まで走らないと走破したことにはならない。
 
<記録の保存>
 データ類は、パソコンを使用して、表計算ソフトの“エクセル”で管理している。具体的には、まず毎年出る道路時刻表でデータを入力・修正し、その元データに対応させて走行区間と距離を記録している。それと並行して、地図ソフト「Map Fan」からプリントアウトした国道地図に赤鉛筆でトレースしたオリジナルマップを作成し、走破計画の作成に利用している。
 いっぽう、最近になって始めたことだが、走行時に写真も撮っており、これはルートナンバーが明記されている看板類の写真1枚と、その道路の風景写真1枚の2枚一組で、道路ごとにアルバムに整理している。写真は形式にとらわれず、自由に撮影している。同時に、「道の駅」も別アルバムに保存している。仕上げは、旅行ごとに雑感をワードプロセッサに書き連ね、費用なども加えているので、計画を立てる際、おおいに役立つ。
 
<旅に持っていくもの>
 NECのモバイルギアは、国道データが入力されているので必携。旅先でちょっとしたドライブメモをとるのにも活用している。
 カメラ関係では、キャノンEOSkissに19oから300oまでをカバーするズームレンズ3本。予備に同じくキャノンのT70とAE−1P、これに付属するレンズ4本を持っていく。悪天候用にコニカの現場監督があるが、最近は出番がない。フィルムは主にカラーネガのISO400を使用。たまにきまぐれでモノクロを使うこともある。ポジは露出に自信がないので使っていない。
 その他、走りながら走行記録ができるようにミニカセットレコーダーとカセットテープ数本。ポストイットは撮影記録等に重宝している。あと、コーヒーや即席麺が作れる簡単なバーナーなどのアウトドアセットは、三脚・毛布とともにクルマに積みっぱなしである。 
 
 
 こんなふうにして、国道を巡る旅を10年続けている。けれど、少しも飽きがこない。クルマ旅は楽しい。これからも、まだ走ったことのない国道を求めて、旅を続けるつもり。
 さて、次はどの道を走ろうか。