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 レンタカー使用上の注意

 
 旅先での足として、とても便利なレンタカーだが、クルマを借りるにあたっていくらかの注意点がある。
 まず、あたりまえだが、免許証。これを忘れると、いくら予約クポーンを持っていてもクルマを借りることはできない。常に持ち歩いている人ならだいじょうぶだろうが、念のため、出発前に確認しておく必要がある。
 料金だが、レンタカーには「免責補償料」というのがある。事故の際、免責になるためのオプションだが、ほぼ1日1000円なので入っておこう。さらに、これとは別に、事故を起こすと、そのレンタカーが営業できなくなるので、レンタカー会社への補償料として「ノン・オペレーション・チャージ」という制度がある。自走可の場合は2万円、不可の場合は5万円払う必要がある。これも、ほぼどのレンタカー会社でもこの値段だ。これは前述の保険とは関係なく払う必要がある。
 
 
 レンタカーで効率よく
 もし事故を起こしてしまったら、被害者がいる場合は救急車を呼ぶなど、人命に関わる処置をした後、警察と営業所に連絡。たとえかすり傷でも警察で事故証明をとらないといけない。レンタカーの場合「これぐらいいいや」では済まないので、些細な事故でも警察のお世話にならなければいけない。
 ガソリンは、満タン貸しの満タン返却。時間がないなど、満タンに出来なかった場合は距離から計算するが、間違いなく満タンで返す方が安い。きっちりと給油して返却しよう。
 車種指定は、正式に受け付けてくれるところは少ないだろうが、いちおう希望をいってみる価値はある。できる範囲内で対応してくれるはずだ。また、カーナビやチャイルドシートのレンタルも別料金で設定されている。
 一部のレンタカー会社では、県内乗り捨て無料などのサービス設定がある。また、JAFの会員証を持っていれば、10〜20%割引になることもある。ただし、これらのサービスは、1000ccや1300ccなどの安いクラスでは対応していないことが多い。
 冒頭に免許証の話をしたが、営業所で提出した免許証を返してもらうことも忘れないように。僕は一度、営業所の人が返却を忘れ、僕もそのことに気づかず出発してしまった。旅の途中で気がつき、落としたのでは、とあせったことがある。悪用されることはないと思うが、身分証明書でもあるので、取り扱いには十分すぎるほどの注意が必要だと、あらためて肝に銘じた経験がある。('99/5/9記)