目次へ
 旅の手段〜高速バス

 
 目的地へのアプローチで、もっとも安価なのが高速バスだ。レンタカーを組み合わせる目的なら、前述の「レール&レンタカーきっぷ」がお得だが、一般のレンタカーとバスの組み合わせのほうが安上がりな場合も多々ある。
 とくに、夜行バスを利用すると宿代が浮く。これは大きい。人によっては「眠れない」との声も聞くが、僕はビールの力を借りてるせいもあるが、ぐっすり眠れる。今まで何度も夜行高速バスを利用した経験でいうと、少なくとも、リクライニング角度が浅い夜行列車の座席よりも快適に感じる。到着が朝なので、1日を有効に使えるのも利点だ。
 ただ、注意すべきは、バスの到着はほとんど早朝6時や7時。ラッシュで道路が渋滞する前に着くようになっている。レンタカーの営業所は、ほとんどが8時開店。喫茶店でゆくり過ごすなり、ぶらぶら散策するなり、適度に時間をつぶす必要がある。
 目的地が、昼行バスで移動する程度の距離なら、マイカーで走って行ったほうが安上がりだろうが、四国方面は昼行バスの本領発揮である。いうまでもなく橋の通行料が高いから。大阪・神戸から徳島へのルートは本数も多く、利用価値が高い。名阪間の高速バスも割安だ。九州内も高速バスが発達している。
 ふだんと違うクルマで遠隔地をドライブしたい、というなら試してみる価値あり。
                             (99/6/1記)