鉄道ファン/Canonフォトコンテスト 表彰式(2006.11.11)



品川Sタワーでの表彰式












パーティー会場









斉藤先生と




水戸の種田さんご一家と



最後に廣田先生とグランプリ作品とともに



帰りの荷物





廣田先生にサインをしてもらった
















 朝6:30、雷鳴で目覚める。荒れ模様のようだ。なのでゆっくり寝ることにした。8時にようやく起きてチェックアウトした。蒲田駅構内にあるパン屋で朝食。体調を考えてコーヒーではなくロイヤルミルクティーにする。表彰式まで時間がある。いつもなら撮影なのだが雨なので電車でブラブラすることにした。東急池上線に乗ってみる。以前乗ったことがあるはずだが、ほとんど記憶がない。夜だったかもしれない。3両の電車に乗って五反田をめざすが、まっすぐ行っても面白くないのでまずは御嶽山で下車。駅の下を新幹線と横須賀線が通っている。しかし厳重な金網で写真はままならない。まあ当然。改札を出ることなく次の電車で、今度は雪谷大塚で下車。今度は踏切まで行ってみたが雨が強く駅舎の外に行く気にはならなかった。きっぷを買って今度は五反田まで行く。ビルの4〜5階相当の高さに駅がある。ここと、駅前で撮影。国道1号線が山手線の駅下を貫いている。
 その後、田町で碧惟のために写真を撮り、土産を買いに東京駅へ行く。地下街で碧惟のBトレイン、舞柚のキャラクター、村野と家とにお菓子等を買い込む。
 東海道線で品川まで行き、キヤノン近くで昼食と思ったがそんなにいい店がない。結局不本意ながらマクド。
 本日のスケジュール
 13:30〜15:00 熊切圭介、廣田尚敬トークショー
 15:00〜17:00 表彰式
 17:00〜19:00 パーティー

 13:30からの熊切圭介、廣田尚敬両氏によるトークショーまで少し時間があったので、1Fで行われていた齋藤康一先生の写真展を見に行くことにした。


 その前にトイレに行こうとしたとき、齋藤先生とすれちがった。思わず「失礼ですが、齋藤先生でしょうか」と声をかけさせていただいた。そのあと個展会場で少しばかり話をさせていただいた。齋藤先生キヤノンフォトサークルのモノクロ部門で審査員をされているが、今年は3回シルバー賞に選んでいただいたのでそのお礼と、これから表彰式に参加することなどをお話しさせていただいた。先生から激励の言葉をいただき、ちょうど開場の時間となったので2Fへ上がる。
 トークショーのあと、そのまま表彰式に続くようで、受賞者は席が指定されていた。当方は最前列のいちばん右側だった。
 最初に交友社の山田社長のあいさつがあり、続いて熊切先生の中国を撮ったスライドを上映しながらのトークが30分。続いて廣田先生のトークが30分ありました。廣田先生はブログ用にと壇上から会場をコンパクトカメラで撮影されまいた。

 熊切氏のトークショーはいまいちだった。写真の解説だけで、写真としての面白さ等の深みある話はなかった。その点、廣田先生の話はおもしろかった。鉄道と写真のトークに奥深さが感じられる。聞く人の心理もよく考えられていて講演会の依頼が多いのではないかと思った。

 休憩のあと、いよいよ表彰式。佳作の方から写真を投影して名前が呼ばれ、舞台で表彰されるという内容。そのときに先生お二人の講評がある。どの方のときか忘れたが、廣田先生が女性の社内スナップの写真について「齋藤先生に聞いてみましょう」とアドリブ。、齋藤先生も突然にもかかわらず前に出てこられてなごやかに解説されていました。そのときに、式が始まる前に小生と会ってキヤノンフォトサークルのモノクロ部門に応募していただいているとの紹介をしていただきまして、こちらも突然のことに少し驚きつつも先生のご配慮に感謝しました。
 最後にグランプリとして名前を呼ばれ、今回の作品についてお二人の先生から暖かい評価のお言葉をいただきました。

 表彰式が終わるとパーティーですが、その間の時間で廣田先生にサインをお願いしました。中学生の頃に買った廣田先生の写真集『撮った!国鉄全線2万3000キロ 』は自分の写真の原点でした。はがれたページをセロファンテープでとめたその本に、先生はていねいに「グランプリおめでとう」と書かれ、サインをいただきました。どうもありがとうございました。
 熊切先生は日本カメラ誌で2006年度モノクロ部門の審査をされておられたので、そのことについてお伺いしました。凄腕の多いモノクロ部門でもデジタルで十分対抗しているお話しを聞かせていただき、また活力が湧いてきました。

 パーティーはとてもなごやかな雰囲気のなかで、各受賞者と先生、関係者の歓談を楽しませていただきました。齋藤先生もそのままパーティーに参加され、日本フォトコンテストの編集長やエディターの方、キヤノンの方などに齋藤先生から紹介していただいたりしました。本当に配慮の行き届いた方だと感動しました。
 編集部の方から「しゃべりたいですか?」って聞かれて「はい、しゃべります」ってことで感想を述べさせていただきました。その写真が廣田尚敬先生のブログに掲載していただいています。
 当方以外の方はインタビューのような形でした。大阪芸人のような品格ないしゃべりは私だけで「おもしろかったですよ」と激励もいただいたのですが、自分としてはちょっと反省。緊張後にビール流し込んだせいということにしておいてください。

 先生や関係者の方々以外にも、多くの人に声をかけていただきました。ほんとうにいい思い出になりました。どうもありがとうございました。グランプリとはいえ、写真についてはまだまだ修行です。さらに表現を磨いていこうと決意を新たにしているところです。


 予定では19時までとなっていたパーティーは18:30前にお開きとなった。最後に廣田先生とパネルを前に記念撮影をしてもらった。明日は参観で帰るというと、暖かい目で子供のことを聞いてくれた。先生は子供が好きということが、話や行動でよくわかる。だから子供向けの本もたくさん出版されたのだろうか。
 帰りに玄関で再び水戸の親子と出会い、駅まで冗談をかわしながら歩く。新幹線は18:58だと真ん中席が空いていると言われたが、この荷物は無理。次の19:20で車両端の席をキープ。
 外は雨が降っている。思い出を胸に家路へ。枚方からはさすがにタクシーに乗った。

撮影はCanon IXY DIGITAL800IS