Canon T70

T70にFD135mmF2.8を
装着したところ
Tシリーズの特徴である
縦走りのシャッター。
耐久性は難ありらしい?
説明書とボディ。
自分にとってメイン機材になることなく売却。
 
 当時メインカメラだったAE-1PROGRAMとフィルムを使い分けるために買ったカメラ。定価はAE-1PROGRAMより若干高くなった程度(定価69,000円)だが、自動巻き上げ・巻き戻し、3種類のプログラムモード、スポット測光等、なかなか機能的には充実していた。電池が単3×2本というのもありがたかった。

 が、モーター音はかなりうるさく、また操作は基本的にボタンで、当時使い慣れていたAE-1PROGRAMとはかなり違和感があった。結果的にそれほど使い込んだわけでもなく、愛着もそれほど湧いてこなかった。

 今でも中古市場では、AE-1PROGRAMが1万5千円近い値段を付けているのに対し、T70は1万円程度。おもちゃっぽく見えるからだろうか。聞くところによると、キヤノンは、Tシリーズからシャッターを横走りから縦走りに変えたのだが、これがあまり評判がよくないとか。耐久性に難あり、らしい。

 当方のT70はいたって調子がよく、マウント部が少し緩んだが、キヤノンのサービスセンターで締め直してもらった。(1050円とられたが)

 写真を再開したとき、EOS7を買う直前はこれで少し撮っていたが、以降あまり使う予定もないのでオークションで他の方にお譲りして手放した。


大阪南港 NewFD28mmF2 フジクロームプロビア400F

<スペック>
T70 主要性能
型式 35mmフォーカルプレーンシャッター式ワインダー内蔵マルチモードAE一眼レフカメラ
標準レンズ FD35-70mm F3.5-4.5
マウント FDマウント
シャッター 縦走行の電子制御式フォーカルプレーン1/1000、1/500、1/250、1/125、1/60、1/30、1/15、1/8、1/4、1/2、1、2秒=マルチプログラムAE時、シャッタースピード優先式AE時、実絞りAE時、1/1000〜2秒、B=マニュアル時、X接点=1/90秒(ホットシュー式)、電子制御セルフタイマー内蔵(電子音作動報知)
ファインダー ペンタ固定アイレベル式、倍率0.85倍、視野率92%、マイクロ/ニュースプリット複合型距離計付きレーザーマット
ファインダー情報 4点LEDおよび7セグメントLEDによる2桁表示式、適正露出、手振れ警告、スピードライト充電完了、絞り値、シャッタースピード値、安全シフト機能、マニュアルなど
測光・露出制御 複合型SPC素子使用、TTL開放測光=マルチプログラムAE/シャッタースピード優先式AE、プログラムフラッシュAE及びマニュアルとTTL実絞りAE、測光感度分布特性は中央重点平均と中央部分切り替え式、AEロック可能、測光連動範囲はEV1〜19(ISO 100:F1.4)、フィルム感度使用域はISO 12〜1600
外部LCD表示 フィルム感度(ISO値)、シャッタースピード値、撮影モード、プログラムモード、フィルムカウンター、バッテリーチェック、フィルム在否確認など
カメラ作動用電源 1.5Vの単3型電池2本
フィルム装填・給送 フィルム位置合わせ、裏蓋閉じで自動セットされるオートローディング、内蔵モーターによる自動巻き上げ、連続約0.7コマ/秒
フィルム巻き戻し 内蔵モーターによる電動式
大きさと質量 151×89×48mm、580g(電池含む)