Canon FD28mmF3.5

 
 親戚から譲り受けたレンズ。これを手にした中学2年のときは、レンズといえば50mmと70-210mmズームしか持っておらず、貴重な広角レンズであった。譲り受けたためF3.5という暗さも気にすることなく、ありがたく使っていた。
 そうはいうものの、NewFDではなく、ただのFDということで、レンズ交換は面倒だった。FDの装着方法は、ボディにつけたあとレンズを回すのではなく、レンズの根元にあるリングを締め付けて固定させる。これがけっこう面倒であった。しかし、それだけの理由でNewFDを買う余裕もなく、不便をものともせず使い続けていた。若さは、こういうことに寛容であることも利点である。


JR四国 徳島線学駅 1989.4
Canon AE-1PROGRAM
FUJIスーパーHR100