Canon EF70-200mm F4L USM
普段のスナップ撮影では、望遠ズームなどほとんど必要ないのだが、4月にマウンテンバイクのレースへ行って急に望遠ズームの必要性を感じることになった。このときは、シグマの70〜300mmズームで撮影をこなしたのだが、写りがいまいち気に入らない。EOSkissとのセット販売だったレンズなので、それほど高価なものではないのだろう。 今後、レースには頻繁に顔を出す予定なので、いっちょいいレンズを買おうか、などと画策しはじめた。 そんなわけで候補に上がったのが、EF70-200mmF4L。この焦点距離ではF2.8が定番だが、高くてとても手が出ない。おまけに、けっこう重いときている。スナップにも活用する場面はあると思うので、できれば軽い方がいい。 70-300のISも候補として検討したが、300mmはほとんど使用しないだろうということと、Lレンズのほうは開放F値が固定されていること、そしてなんといってもLレンズであること等の理由で、前者の方を買うことにした。 さっそく店回りを始めたが、このレンズは割引率が低い。いっそ中古で購入しようかとも考えたが、新しいレンズなのでタマも少ない。あっても、それほど安くない。 ちょうどその頃、大阪ミナミにビッグカメラがオープンした。のぞきに行ってみると、今まで調べた中で、ここがいちばん安かった。 しかし、僕としては、東京資本の店で買うよりは、ふだんお世話になっている大阪資本のナニワで買いたい。で、ナニワへ行ってその思いをぶつけると、情熱が届いたのか、値段を合わせてくれた。ナニワの下取りキャンペーンプラス、キヤノンがキャッシュバックキャンペーンをやっていたので、総合的にかなり安く買えた。下取りには、使っていなかった叔父ゆずりのFD28mmF3.5のレンズを出した。カビもはえていたから惜しくはない。 さてこのレンズ、なんといっても憧れの白レンズであり、ズームリングのトルクも適切で、毎日とてもウキウキ気分だった。だが、いざ撮影しようと街に出ると、ほとんど使う機会がない。もともとMTBレース用として買ったのだから、スナップで使わなくてもいいのだが「せっかく買ったのだから」と神戸へ出向いたわけである。 そして神戸の町を1日ぶらついて出た結論は、このレンズはスナップではほとんど使うことはないだろう、という至極当たり前のことだった。 いざ手に入れてみると、こんなものなのだろう。シグマのズームでしばらくがんばってみてもよかったかなあ、と思わないでもない。 だが、子供の運動会では大活躍してくれたし、娘のお宮参りのときも「買って良かった」と納得できるだけの描写を得られた。要は、満足できればいいのである。しょせん趣味なんだから。 (2001.11.16) |
大津祭 2005.10
Canon EOS20D EF70〜200mmF4L (35mm換算:112〜320mm)