Canon EF35mm F2

 
 スナップには、重たいズームより軽快な単焦点が必要でしょ、ということで、しばらくこのレンズを物色していた。
 大好きな28mmも検討したのだが、MF系で持っていたので、ちょっと難易度が高そうな35mmという距離をあえて選んでみた。

 なかなかタマがなく、大阪・梅田の大丸で行われた中古カメラフェアでも見つけられなかったが、日本カメラの広告で、新同品が2万円という出物を見つけた。電話して聞いてみると、メーカー保証がついて、送料・消費税込みで2万2千円とのこと。
 早速注文し、翌々日には我が手元に届いた。電話確認ではフードなしとのことだったが、しっかりついているではないか。もちろんキズ等もないし、これはお買い得と喜んだ。

 28〜135mmISはたしかに便利だけど、いくぶん重いのが難点。このレンズとEOS7との組み合わせは、まるでコンパクトカメラを扱うような軽快さ。
 ただ、予想外だったのがモーター音。これはUSMじゃないので、ピントを合わせようとすると「ジィーッ!」とけっこう耳障り。あらためてUSMのすばらしさを認識することとなった。

 しかし、腕がない自分は写真を画角でごまかすことが多かった。そういう意味で28mmは良かった。結果、それほど使うこともなく売却。


橿原・今井町 2001.5
Canon EOS7
ネオパン 400 PRESTO









2002年9月