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PX-G900
 
 ●●●全般●●●
・PX-G900は印刷解像度が2880×1440 dpiなので、画像データは360dpiが最適(8×4の整数倍になる)
 
・鮮やかさを出すときは、画像で無理に引っ張るより、ドライバ設定を変更するほうが良い結果になる。画像で無理に引っ張っても印刷がついてこないし、データを損なうことになる。
 
・全面フチなし印刷はしない。基本的にノートリミング。フチなしにすると、原画と用紙のタテヨコ比が一致していないので欠けてしまう。
(例)キスデジの画像:3072×2048 (3:2)
   A4用紙   :297×210 (1.4:1 (2.8:2))
短辺を合わせたとき、長編が7%切れる。
 
 
<ドライバ設定>
★プロパティ最初の画面
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この画面でのポイントは
1.用紙種類の設定
2.モード設定
の二つである。
 
 用紙種類は、写真で使うのは
 ・EPSON 写真用紙
 ・EPSON スーパーファイン紙
 ・EPSON フォトマット紙
 
 モード設定は詳細設定を選ぶ。
 
詳細設定(手動設定画面))
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・印刷品質はスーパーフォトを選ぶ。
・カラー調整で「色補正なし」にしても画面通りには出ない。選ばない方が無難。
 
<色補正方法について>
・宵闇の黒っぽい写真で比較テストをしたところ、”EPSON基準色”より”自然な色合い”の方が色が浮き立つ感じで良好。
・画面より濃く印刷されるので、明度を順次+20まで上げてみたが、ほとんど効果なし。ちなみに、明度は変えず、エレメンツでカラープロファイルをPX-G900に変えてみたが、よけい濃くなり、これは選ばない方がいい。
・ガンマを1.8から1.5に変えてみたが、若干淡くなった程度。
・いちばん近いと感じたのは、プリンタドライバのプレビューをONにしてドライバからプレビューさせたとき。エレメンツとは明らかに違っており、印刷はこのプレビューが近い。
 
 
 
 
・モノクロ印刷時、カラーの項を「カラー」にするか「黒」にするか。
どちらもほとんど違いはない。黒の締まりもディテールもほぼ同じ。「カラー」の方が若干黄色いような気がする。「黒」を選ぶ方が賢明のような気がする。
 
 
 
 
 
<ドライバ設定による傾向>
●共通事項
・モニタ(EIZO L557)に比べると色が濃く出る傾向にある。slight colorイメージでは、画面ではコントラストが弱く浅い色調ぐらいでプリント時はちょうど良い。
 
 
 
 
●自然な色合いモード
色の強調方法を最適化して、より自然で鮮やかな海や空を提供できるようになりました。また、エプソン独自の調査により明らかになった、多くの人が期待する肌色に近づける機能を盛り込みました。より好ましい色表現が可能になります。
 
●EPSONフィルム調モード(★オートフォトファイン!5でのみ有効)
「EPSON フィルム調モード」でよりハイコントラストな処理ができるようになりました。また、高彩度部の明度を下げる処理を同時に行うことで、透明感、抜けの良さを再現でき、より好ましい色再現を実現しました。
 
●新イメージピュアライザ
写真のノイズ除去処理を行う「イメージピュアライザ」を強化。従来、色ノイズの除去だけ行っていたものを、輝度ノイズの除去まで行うようにしたことで、とても滑らかな肌の表現ができるようになりました。
※ 「イメージピュアライザ」は「EPSONフィルム調モード」選択時のみ有効です。それ以外のモード時は、従来の「イメージピュアライザ」になります。 
 
 
参考情報
http://www.itmedia.co.jp/products/0312/08/rj01_pqstudy1.html 
http://www.itmedia.co.jp/products/0312/17/rjff_pqstudy2.html 
 
 
●モード設定の研究
 
1.推奨設定では、高精細(スーパーフォト)ときれいの間をスライダーで調整する。丁寧なプリントなら時間はかかるが高精細に寄せる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2.オートファイン!5