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プリント術
 
●デジタルプリントについて考える
 プリントについては、度々考えさせられる。プリントの達人をめざしたいと思うが、いろいろ問題が多い。一度整理してみる必要がありそうだ。
<デジタルプリントにおける問題点>
・モニタと実際の印刷結果が合わない
・用紙の適正が読み切れない
・染料、顔料も一長一短であり、どちらがいいかわからない
・モノクロ印刷に適したプリンタがない
・写真展用にA3機が必要となるが、導入計画をどう立てるか
 
今思いつくところを上げれば、ざっとこんなところだが、まだまだ自分のなかでうやむやになっていることも多数ある。これらを整理して、中途半端に終わっているプリント技術を上げていこうと思う。これは、おそらくフォトショップでの加工の技術も要するであろうし、カラーマッチングなど広範囲に知識を得る必要がある。また、写真としてどうなのかというデジタル以前の原点を見つめ直すことも必要であろう。これは感性を磨くという修行も含まれる。
 最終目的は、命が吹き込まれたプリントを完成させること。その目的に向かって、継続的に研究していこうと思う。
 
 
●まずはモニタの調整から
 参考資料をwebサイトで見つけ読んでみる。いろいろトライすることは多々あるが、まずはモニタの調整が大前提となる。現在もEIZO557では、カスタム設定で色温度を上げたり輝度を調整しているのだが、プリントするとモニタよりも濃く上がる。また、色カブリのあるプリントが出てくるが、モニタの問題かプリンタドライバの設定か、疑うべきところは多くあるのだが、第一歩のモニタキャリブレーションを基礎から習得することにする。
 
 
 
 
 
用語〜カラー・マネジメント
 → カラーマネジメントシステム を参照
http://e-words.jp/a/E382ABE383A9E383BCE383BBE3839EE3838DE382B8E383A1E383B3E38388.html 
 
 入出力デバイスによる色の差を補正し、同一のデータならば同一の色が再現されるようにするためのシステム。
 
 モニタやプリンタ、デジタルカメラなどの入出力機器では、それぞれに異なった色特性や再現領域を持っているため、同じ画像データを扱ってもそれぞれ微妙に異なった色になってしまう。その差を補正し、モニタで見た色がそのままプリンタで印刷できるなど、どの機器を使っても同じ色が再現されるようにするのがカラーマネージメントシステムである。
 
 カラーマネージメントシステムはまず、入力された色のデータを、その際に用いられた機器(モニタやスキャナなど)の特性を記述した「デバイスプロファイル」を参照して補正し、記憶する。そして、出力の際には出力機器(プリンタや他のモニタなど)のデバイスプロファイルに応じて、入力時と同様の色が再現できるようにカラーマッチングを行なう。
 
 このプロファイルとマッチングの精度が、カラーマネージメントシステムの性能を決める大きな要素となる。以前はハイエンドのグラフィックワークステーションに特殊なソフトウェアとして搭載されていたが、最近では標準でOSに組み込まれていることも多い。Macintosh(Mac OS)にはColorSync、WindowsにはICM、SolarisやIRIXにはKCMSが用意されている。
 
用語〜カラーマネジメントシステム 【color management system】
読み方 : カラーマネージメントシステム
別名 : 色管理システム
・・・内容は上記に同じ。
 
 
 
 
★顔料と染料の違いを理解する
 
 
★JPEG最高画質とRAW現像データのプリント比較
 
 
 ●●●プリント用紙●●●
 

メーカー

名称

コード

仕様

実売

単価

備考

EPSON
 

写真用紙<光沢>
 

KA420PSK
 

A4 20枚
 

1260
 

63
 

100枚4011円(@40)
50枚2700円(@54)

EPSON

写真用紙<絹目調>

KA420MS

A4 20枚

1344

67

 

EPSON

フォトマット紙/顔料専用

 

A4 50枚

 

 

 

ピクトリコ

ハイグロスフィルム

PPF-A4/10

A4 10枚

2625

263

 

ピクトリコ

ベルベッティ

VVP-A4

A4 20枚

1260

63

艶消し

ピクトリコ

ハイグロス

HGP-A4/20

A4 20枚

1312

66

光沢

コニカミノルタ

QPフォト光沢厚手

QP20A4GH

A4 20枚

1030

51.5

100枚3960円

コニカミノルタ
 

フォト光沢 厚手 DX
 

QP20A4GSH

A4 20枚
 

1344
 

67.2
 


 

コニカミノルタ

QPフォトシルキー厚手

 

A4 20枚

 

 

 

富士フィルム
 

写真仕上げAdvance Hi厚手

WPA455AH
 

A4 20枚
 

1240
 

62
 


 

富士フィルム

写真仕上げ

WPA420A

A4 20枚

1130

56.5

55枚2605円(@47)

富士フィルム
 

写真仕上げAdvanceHi絹目調

WPA420AC
 

A4 20枚
 

1239
 

62
 


 


 


 


 


 


 


 


 
 
 
 
●EPSON 写真用紙<光沢>
一般的なカラー印刷用の標準用紙。光沢紙はこれが基準になる。
モノクロは青っぽくなるので、避けた方が無難。
 
●EPSON 写真用紙<絹目調>写真用紙<絹目調>
モノクロ印刷向け。slight colorもこちらの方が合っているような気がする。単価は光沢より高い。
 
●EPSON フォトマット紙/顔料専用フォトマット紙/顔料専用    A4 50枚  (/枚)
モノクロを印刷すると、なぜかグリーントーンに。カラーモードを黒にしても同じ。原不明。
 
●ピクトリコピクトリコ ハイグロスフィルム
顔料に合うのか要調査。ただし高い。
 
●ピクトリコ ベルベッティ
モノクロではそこそこの仕上がりを見せるが、PX-G900でプリントすると波打つ。顔料と相性が悪いのか。
EPSON絹目調との使い分けは悩むところ。白度は、EPSONより若干黄色寄り。
 
●ピクトリコ ハイグロス・フォト
光沢では美しく見える。
 
●コニカミノルタ QPフォト光沢 厚手
仕上がりは良好。白度が高いのはいいことだが、黄変が心配。
 
●コニカミノルタ QPフォトシルキー 厚手
仕上がりは良好。白度が高いのはいいことだが、黄変が心配。