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レタッチ術
 
●●●モニタ色合わせ●●●
EIZO L557 の色温度は6500。5500に変更。黄色っぽくなるが、プリントにはこれが近いと思われる。
 
 
 
レタッチ順序
1.レベル補正
(1-1.明るさ・コントラスト調整)※画像が劣化しやすいので、できればレベル補正ですべて完結したい。
2.彩度調整
3.部分修正
4.アンシャープマスク
 
 
 
 
●●●レタッチMEMO●●●
〜〜レタッチ全般〜〜
・空のトーンを落とすときなど、範囲を指定してレベル補正すると境目が不自然になる。境界をぼかしても、不自然さは残る。ふつうに焼き込む方がいい結果になることが多い。
 
 
〜〜アンシャープマスク〜〜
:度合い 100〜300%ぐらいが基本だが、高くするとノイズも増える。キスデジのパラメータ1で撮影した画像は不要なぐらいシャープ。100%を基準とする。
半径:輪郭強調の幅。画像解像度が高くなれば値を大きくする必要がある。0.5〜2の間が無難。できるだけ1前後に。
しきい値:効果を効かせる階調差を指定。0では画像のすべて。255ではシャープが反映しない。高感度で撮ったものは値を上げる方がよい。
 
●ノイズを加える
「ガウス分布」が写真にはいいらしい。 理由は不明だが本に書いていたので。
・適用量は5〜7%あたりが妥当か。
・分布が2種類ある。
・グレーのほうが自分の考えるイメージに近い。カラーのノイズはうるさい。カラーノイズを使うのは画像加工したとき、不自然さをなくすためであり、ノイズ自体に主張を持たせるときはグレーノイズの方がいいと思う。
TIFF保存とJPEG保存では、ノイズの出方が画面では違うように見える。プリントしたらどうか?
 
 
●フィルターの研究
命を吹き込んだプリントに仕上げるため、時にはフィルター効果を用いることも必要だと思う。しかし、photoshopでは様々フィルター効果があり、それを適切に使うには種類と内容を熟知する必要がある。どのようなフィルターがあって、どんな仕上がりになるのか。そのあたりを探ってみる。
 
フィルタをクリックすると、まず以下の14のメニューが現れる。
・アーティスティック
・シャープ
・スケッチ
・テクスチャ
・ノイズ
・ピクセレート
・ビデオ
・ピクセレート
・ビデオ
・ブラシストローク
・ぼかし
・変形
・描画
・表現手法
・その他
 
●アーティスティック
エッジのポスタリゼーション
設定したポスタリゼーションオプションに従って画像のカラー数を減らし、黒い線で画像のエッジをなぞるように描き出します。濃いカラーのディテールが画像全体に分散されると同時に、ディテールのない広い領域の陰影が単純になります。エッジの太さ、エッジの強さおよびポスタリゼーションは、フィルタオプションで設定できます。
 
カットアウト
色紙を切り貼りして作ったような効果が生まれます。コントラストの強い画像はシルエットのように表現され、カラー付き画像は色紙を重ねて作成されたようになります。レベル数、エッジの単純さおよびエッジの正確さは、フィルタオプションで設定できます。
 
こする
短い斜めのストロークを使用して画像の暗い部分をこすり、画像の印象をやわらげます。明るい部分はさらに明るくなり、ディテールが失われます。ストロークの長さ、領域のハイライトおよび密度は、フィルタオプションで設定できます。
 
スポンジ
コントラストの強いカラーを含むテクスチャを適用してレイヤーを描きます。ブラシの大きさ、鮮明度および滑らかさは、フィルタオプションで設定できます。
 
ドライブラシ
ドライブラシ手法(水彩と油彩の中間)を使用して、画像を描きます。よく使用されるカラー範囲内に色域が縮小され、画像がシンプルになります。ブラシの大きさ、ブラシの細かさおよびテクスチャは、フィルタオプションで設定できます。
 
ネオン光彩
描画色、背景色および光彩のカラーを使用して、やわらかい印象を作りながら画像にカラーを付けます。サイズ、明るさおよびカラーは、フィルタオプションで設定できます。光彩のサイズの値を小さくすると、光彩のカラーがシャドウ部分に限定され、値を大きくすると、光彩のカラーがレイヤーの中間調領域とハイライト領域に移動します。光彩のカラーを選択するには、「カラー」ボックスをクリックし、カラーピッカーでカラーを選択します。
 
パレットナイフ
画像のディテールを減らすことにより、薄い上塗りの部分を透かしてカンバスの下地のテクスチャが見えているような効果を加えます。ストロークの大きさ、ストロークの正確さおよび線のやわらかさは、フィルタオプションで設定できます。
 
フレスコ
軽く叩くように短く丸い塗りを重ねていき、粗いタッチでレイヤーを描きます。ブラシの大きさ、ブラシの細かさおよびテクスチャは、フィルタオプションで設定できます。
 
ラップ
光沢のあるプラスチックで画像をコーティングしたように見せ、表面のディテールを強調してレイヤーを描画します。ハイライトの強さ、詳細および滑らかさは、フィルタオプションで設定できます。
 
塗料
塗料を塗り付けたような効果を出します。ブラシの大きさ、シャープおよびブラシの種類は、フィルタオプションで設定できます。
 
水彩画
絵の具と水を付けた標準の太さのブラシによる水彩画のような画像を描き、画像のディテールをシンプルにします。水彩画フィルタでは、色調が大幅に変化するエッジ部分のカラーの彩度が高くなります。ブラシの細かさ、シャドウの濃さおよびテクスチャは、フィルタオプションで設定できます。
 
粒状フィルム
画像に均一な粒状のパターンを適用します。画像の明るい部分に滑らかで彩度の高いパターンが追加されます。粒状フィルムフィルタは、合成時に生じるしま模様を消して、多様なソースのエレメントを違和感のないように統合する場合に便利です。粒子、領域のハイライトおよび密度は、フィルタオプションで設定できます。
 
粗いパステル画
テクスチャを適用した背景上にカラーパステルチョークで描いたような画像を作ります。カラーの明るい部分ではチョークが濃いのでテクスチャがよく見えませんが、暗い部分ではチョークがこすり取られてテクスチャがよく見えるようになります。ストロークの長さ、ストロークの正確さおよびテクスチャは、フィルタオプションで設定できます。テクスチャオプションの設定について詳しくは、レイヤー、選択範囲およびシェイプの変形を参照してください。
 
粗描き
テクスチャを適用した背景上に描かれているかのようにレイヤーを描きます。ブラシの大きさ、テクスチャの適用度およびテクスチャの各オプションは、フィルタオプションで設定できます。
 
色鉛筆
無地の背景に色鉛筆で画像を描き足します。主要なエッジが保持され、全体は網目のような外観になります。滑らかになった部分を通して無地の背景色が見えます。芯の太さ、筆圧および用紙の明るさは、フィルタオプションで設定できます。
※羊皮紙のようなテクスチャ感を出すには、選択範囲に色鉛筆フィルタを適用する前に背景色を変更します。