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旅するカメラ2 渡辺さとる

エイ文庫 2004年8月 650円(税別)




 前作が好評だったのか第2弾。引き続き写真とカメラにまつわるエッセイだが、露出計に頼らず、覚えた計算式で写真を撮ろうとする取り組みは参考になった。デジタルのラチチュードがもう少し広ければ(とくにハイライトの白飛びが改善されれば)自分もこうやって撮っていきたいと思う。ラストの御巣鷹山の体験記はライブ感があって読み終えた後も心に響くものがあった。