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旅するカメラ 渡辺さとる

エイ文庫 2003年10月 600円(税別)




 文章中心で、所々に小さな写真が入る構成。筆者が関わったカメラの話や撮影裏話などがエッセイとして書かれている。標題の旅に関する内容は後半に。
 いちばん印象的な言葉は、冒頭の部分。
・・・カメラに支配されるような旅はもってのほか。旅の道連れは1台で十分。もし壊れたら? 世界中どこの国に行ってもカメラを売っていないところなどありません。もしかすると骨董屋にはお値打ちのカメラが転がっているかもしれないのです。