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デジカメ時代のスナップショット写真術   大西みつぐ

平凡社新書 2002年11月 ¥780




 デジカメと題名についているが、基本的にスナップショットの取り組み方について書かれた本。デジカメの冠は編集者の意向だろう。実際、デジタルに特化した記述は最後の少しだけ。
 しかし、街を撮り続けている大西氏の姿勢はとても好感が持てる。プロの高慢さが全く感じられないのも心地よい。大きな視点で身近なものを撮る姿勢は大いに参考になる。最初読んだときは特に印象になかったが、読み返すほど勉強になる。