ジャンル別によるコンパクト機の可否

コンパクトでは対応困難・・・風景、スポーツ、ポートレートなど
コンパクトでも対応可能・・・スナップ、ネイチャーなど

<理由>
風景:とにもかくにも画質第一。800万画素ハイエンドでも、ISO50が一眼のISO400と同レベルという実態では選ぶ意味がない。
スポーツ:撮影条件がシビア。高速シャッターと連写が必須。一眼でも高性能なAFを備えたフラッグシップ機が必要。
ポートレート:ボケが命。実質焦点距離が短いコンパクトでは無理。ノイズも厳禁。よってコンパクト機では無理。

ネイチャー:接写が多いが、マクロに強いコンパクト機は有利。
スナップ:もともとカメラを選ばない。スナップというのはジャンルではなく撮影手法。でもジャンルを分類して解説を要する場合はネイチャーなどと並記される。個人的にはフットワークが命と思っている。
機材は軽いほうがいい。フィルムでは「スナップならレンジファインダー」という意見が多い。その理由は「シャッター音が小さい」とか「小さくて目立ちにくい」「もともとレンジファインダーは広角が有利」など。個人的にはあまり説得力がなく、どちらかというとレンジファインダー機を使うためのこじつけとしか思えないのだが。
これらの意見を素直に受け入れると、デジタルコンパクト機では先の2点に関してはメリットが重なる。
(2004.07.20)