●キヤノンPowerShot PRO1研究7〜RAWデータについて


パワーショットPRO1のRAWデータはEVUで現像できない

 パワーショットPRO1で撮ったRAWファイルをEOS20Dに付属のソフト”EOS Viewer Utility”で現像しようとしたが、サムネイルが表示されるだけで、ダブルクリックしても展開しない。そこで、同じく20Dに付いていた”Digital Photo Professional”ならできるかとやってみたが、こちらは扱いすらできない。仕方なく、PRO1に付属のZoomBrowser EX で現像した。こちらを使うのは初めてだったが、EVUのほうがはるかに使いやすい。こういうところにも、コンパクト機と一眼レフの差が出ている。

 しかし、同じメーカーのRAWデータなのに、上位機のソフトが使えないというのは、何とも納得しがたい。いちおう「PRO1」と名の付くカメラである。念のため、キヤノンのサービスセンターに問い合わせてみたが、上記どおりの回答だった。

「ご要望として上にあげておきます」とは言ってもらったものの、PRO1が売れなければ対応はないだろう。

 バッテリー、メディア(CFカード)等、一眼レフと共用できるところが多いということもあって買ったPRO1だが、レスポンス等も含め、しょせんコンパクト機、という感じがしないでもない。