いろいろ欠点が目立つPRO1であるが、やはり一眼レフと比較すれば劣るところあってあたりまえであり、コンパクト機と考えると納得もいく。ただし価格が高いのでどうしても割り切るところまではいかないのであるが。
「28mmで使うことがほとんどだから、レンジファインダー用のビューファインダーを付けたらいいのではないか」など、PRO1肯定の材料が思いついたりするのである。よって今度は会社帰りにY店に行って確認することにした。
そこではモニタのちらつきはほとんど出なかった。蛍光灯の相性があるのだろうか。さらに、いい発見があった。MF時、距離計がバーグラフで表示され、1m,2m,無限大等の表示も出てくる。これなら2m固定などの撮り方ができるし、MF・AF切替もやりやすい。MF時は当然すぐシャッターが切れる。AF時でもシングルモードにすれば若干合焦が速くなるようだ。さらにビューファインダーも取り付けて試させてもらった。総合的に「なんとか使えるのでは」という感触に変わってきた。ちなみに隣にあったディマージュA2は距離表示がデジタルの数字で、2mの次は無限大にいきなり変わるので「3mぐらい」という設定が難しい。露出補正も操作しにくく感じた。
いずれにせよ、この日の検証で気持ちは固まった。さて、PRO1で新しい世界が開けるのか。もちろんそれは自分次第なのだが。
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