コダクロームの旅・京都山科

 20年以上前、コダクロームを使ったことが何度かある。中学生の分際だったのに、プロが使っているというだけで赤ラインの高価な箱を何度か買い求めた。
 今回久しぶりに使ってみた。独特の発色を楽しみたかったのと、そのうち外式フィルムが(つまりコダクロームということになるが)なくなってしまうのではという危機感と、その二つが理由だ。
 空の青みは、E100VSやベルビアに慣れた目で見ると新鮮である。決して派手ではないが、しっとりした質感は他で得られない喜びがあった。ただし、1370円という現像料を除いては。

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