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メニュー コラム−アマチュア写真家論 川辺の風 写真の本 ”アンリ・カルティエ=ブレッソン自選コレクション” Canon IXY DIGITAL L3 雑感 |
趣味と家庭のバランスは、仕事と家庭のそれと同じくらい難しい。いや、おそらく仕事以上に難しいだろう。仕事はある程度仕方ないと暗黙の了解が家族にはある。しかし趣味は全く自分勝手なものなので、あまり大きな声を出して言い分を主張するわけにもいかない。 とくに子供が小さいと、子供たちを過ごす時間をできるだけとってやりたいと思うし、妻が働いていたら家事もしなければならない。家事はともかく、実際子供たちと過ごしている間は楽しい。かといってその楽しさだけに浸ったり、良き夫を振る舞う義務感から趣味の時間がとれなくていいかとなると、決してそうではないと思う。さて、そう考えると自分を納得させる結論はますます遠ざかっていく。いったいどちらに重きを置けば心地よく過ごせるのか。 バランスをとって、というのは建前の話で、実際そう器用に振り分けることができるものではない。人間の欲は果てしないので、たとえ懸命に家事をこなしても妻は常に「もう少しやってくれたら」という思いでいる。それを真に受けているようでは、とても趣味なんてできない。しかし、趣味一直線というのも人間性に欠けるような気がする。妻の言い分も聞きながら、趣味に熱中するときは満足いくまでやってみる。それぐらいの姿勢でいいのではないかと、自分なりに納得してみる。 この関係は、仕事に例えて言うと組合と経営の関係に似ているような気もする。組合の要求を100%聞いていては業績は上がらない。もちろん、業績を上げるためには何をやってもいいというものでもない。社会的責任が企業にはあり、それは対従業員にもあてはまる。 表現は悪いが、聞いているフリをして、場合によってはバッサリ切る。そういう能力も必要だと思う。ただし、相手にある程度納得させなければならない。反逆を起こさせるような切り方はいけない。それが難しいところでもあり、人生の奥ゆかしいところのような気もする。 好きでやっていることなのだが、けっこうエネルギーがいる、写真というものは。それでも撮り続けるのはなぜか。写真も人生と同じくらい奥ゆかしいのかもしれない。だからこそ、楽しむことができるのだろう。 |
枚方市 RICOH Caplio GX 5.8〜17.4mmF2.5〜4.3(35mm換算:28〜85mm)
大津市・石山寺付近(瀬田川) 2006.5 Canon EOS20D EF-S17-85mm F4〜5.6 IS USM(35mm換算:27〜136mm) EF70〜200mmF4L (35mm換算:112〜320mm) |
大阪芸術大学 2006年3月 2000円
決定的瞬間で有名なブレッソンの写真展が、天保山のサントリーミュージアムで開催されるのを知り、家族で見に行った。ブレッソンが世界各国をまわって撮影した写真が数多く展示されており、その会場で販売されていた写真集。 氏は芸術性よりも好奇心が撮影の原点だったようだ。その素直なカメラアイと、好奇心を持ち続けることの喜びなどが詰まっているように思えた写真集だ。 写真展に行ったのは2006年3月で現地にて購入。現在入手できるかは不明。 |
実は妻のカメラである。デジカメが欲しいといったので、これを勧めたのが昨年暮れ。同クラスのカメラでデザインではこれを上回るものが見当たらなかった。女性はまずデザインで選ぶ。 一度ゆっくり使ってみたいと思っていたのでゴールデンウィークに借用し、EOS20Dのサブカメラとして琵琶湖畔を歩いてみた。 レンズは6.3〜14.9mmF3.2〜F5.4。35mmに換算すると38〜90mm相当になる。実用では十分なズームだ。初心者が扱いやすいよう、撮影には必要最小限の機能に絞る一方、遊びの機能は何かと揃っているようだ。もっとも、作品づくりにはあまり関係なさそうなのでよく調べていない。 厚さである。キヤノンはレンズ収納でスライドするような機能は採用しておらず、あくまでも沈胴式にこだわっている。メーカーは「画質のため」とうたっているが、故障、クレームが多いから避けているような気がする。詳細は別にして、それほど薄くなくてもこの大きさなら使いよい。 画質はキヤノンの画像エンジンからはき出される無難な絵。ノイジーで解像感もそれほど高くなかったが、そんなことを云々いうカメラではない。この大きさを生かして、思いついたらどんどん撮るという楽しみに浸ればいい。 |
今年のゴールデンウィークは天候に恵まれた。前半は予想外の私用が発生して撮影できないこともあったが、後半はそれなりにカメラを持って近場を徘徊した。ちょっとお茶でも、と思って家からすぐの、ある場所に寄ってみた。会社の上司から聞いていて以前から行ってみたいと思っていた場所。そこには意外な発見があった。家からすぐのところにこんな場所があったとは。ギャラリーあり、喫茶あり、こぢんまりした野原が広がる不思議なこの場所は、いずれこのサイトで紹介予定。 (2006.5.14記) |
Canon EOS Kiss Digital N EF-S18-55mm F3.5-5.6II USM
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