NewFD35mmF2.8
格安入手 デジタル化を進めたら、手持ちの銀塩フィルム機材がほとんどなくなってしまった。あるとき、久しぶりに古いカメラで撮ってみようかな、と思ったときには50mmしかなかった。少し寂しい。そんなとき、オークションサイトで見つけたのがこのレンズ。落札価格はたしか4000円ぐらいだった。ちょうど35mmという画角に興味があった時期で、なおかつ安いときたものだから迷わず入札。競合もなく落札できた。 AE-1プログラムに装着してテストしたとき、時たまミラーがダウンしない現象が起きた。レンズを外せば元に戻る。不良品だったか、と思ったが、しばらく使っているとこの現象は起きなくなった。レンズの連動ピンで潤滑油がまわっていなかったのだろうか。原因はよくわからないが、その後トラブルは起きていないので楽しく使っている。 35mmという画角 35mmという画角をよく使っている。従来は28mmがメインだったのだが、この35mmというのは使い方によって広角に見えるときもあれば望遠のように見えることもある、奥深い焦点距離だ。 ただ、人間の視野に近い画角なので、それなりの絵を作るには技術がいる。ふつうに撮ると至って平凡な写真で終わってしまう。だからどうすればいいか考える。撮る楽しみが大きいとも言える。やはり奥が深い。 超広角や超望遠など、レンズの力に頼った絵もそれはそれで面白いのだけれど、自然な画角のレンズで自分なりの絵を作るのも楽しい。 (2005.10.3) |
京都府木津町
カメラ:AE-1PROGRAM
スキャナ:キヤノン8000F
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