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京阪間は総合的な道路整備を(1997.10.15 THE21投稿)
 
 十一月号の国道一号渋滞に関する記事は、沿線住民として興味深く拝読しまいた。京阪間は今となっては道路整備が遅れ、書かれている大阪府下域にとどまらず、名神の京都南インター付近もかなりの渋滞が発生します。また、一号に限らず淀川対岸の国道一七一号も茨木インターや、京都・鴨川を渡る久世橋付近がかなりひどい状態です。そして、これらの国道に接続する国道、主要地方道もそれぞれの国道に流入する際かなり待たなくてはなりません。そのせいで、国道一号に垂直に走る自宅のそばの細い生活道路も、交通量だけみれば幹線道なみです。このように、京阪間は大阪・京都を結ぶ縦の軸だけでなく、それらを結ぶ横の軸も整備が遅れています。第二京阪はたしかに混雑の解消に一役買うことにはなるでしょうが、地元住民としては、淀川を挟んだ摂津とこの北河内をとりこんだ京阪間の総合的な整備がなされなければ解決をみないでしょう。すなわちラダー状に組まれた幹線道路が名神高速をはじめ、計画されている第二名神、京都縦貫道等と有機的に結びつかなくては、快適な道路環境はこの地にはやってこないと思っています。