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プラシーボ効果について
 日曜日の夜に放映している「特命リサーチ200X」という番組で、プラシーボ効果について解説していた。この番組によくある実験の内容は次のようなものだ。バス酔いしやすい被験者を16人揃え、8人はそのままバスに乗り込む。残りの8人は酔い止めの薬を飲んでバスに乗る。実は、その薬は酔い止めでもなく、偽の薬であるのだが、実験では前者が次々と酔いを訴えるのに対して、後者はいつまでたっても酔いを感じない。また、別の実験では、被験者20名に、新薬で場合によっては発熱を伴う、と解説した後この薬を飲ませると、10分後くらいから発熱を訴えるものが出始めた。これがいわゆる「プラシーボ効果」である。イミダスで「プラシーボ」を調べてみると、次のように書かれてあった。
「偽薬。形・色・味などを本物そっくりに作ったもの。内服薬では乳糖やでんぷんなどを用い、本物の薬の効き目を客観的に調べるのに使う。プラセボ。」
つまり、本来は新薬の効果確認用に作られたものである。しかし、薬に頼らないでもある程度心理的作用によって、人間の身体は影響されるものであることは間違いない。これをもっと日常生活における範疇で応用することはできないだろうか?