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パレートの2ー8法則
 
 品質管理の分野でよく知られている法則として、「パレート2ー8の法則」というのがある。これは、「世の中で重要なのは2割の特性にかんするものであり、それで全体の8割の効果が得られる」というものだ。例えば、機械の部品でよく故障するのは部品全体の2割であり、これらの故障が故障全体の8割を占める。
 パソコンの場合も同じである。「パソコンを使いこなす」とは、あらゆる機能に習熟することではない。重要な機能に絞って習熟することなのである。
 ワープロ、通信、表計算という3機能は、パソコンの全機能のうちでは2割にもならないだろう。しかし、これをマスターすれば、パソコンの機能の8割以上をつかったことになる。
 
(野口悠紀雄 パソコン「超」仕事法 より)