ワクチン接種に対する考え方  2021.1.14(653字)



知り合いの看護師さんが、突然病院からワクチンを打つかどうか聞かれて、翌日の午前中に返事をしないといけないという。ワクチンの種類は3種類あるらしいが、それのどれが選べるか等の説明もなく、ただワクチンを打つかどうかの確認だったらしい。その方は、打たないと返事したらしい。

医療関係者であろうが高齢者であろうが、ワクチン接種を強要されるいわれはない。
そもそも法的に対応できてないし、リスク管理の面でも医療関係者の中においても一定割合の方のみの接種スタートになると思うが、その説明が十分でないのは配慮が足りない。

私は一般人でエッセンシャルワーカーでもないので、接種順位は後の方になると思うが、以前の考えは、その中でもさらに遅い方でいいと思っていた。
しかし、医師免許をお持ちの関西福祉大学・勝田教授がテレビで発言されているのを聞いて、考え方を変えた。

報道番組でキャスターが先生に「先生はワクチンを打ちますか?」と聞いたとき、勝田先生は
「打ちますが、ワクチンを打つのではなく『打たせて頂く』です」とおっしゃった。

先生は、このワクチンを開発するのに、多くの人間が休み返上で開発してきた。その重みを理解されているのだろう。
それと同時に、自分のいまの立場からして、率先してワクチンを信じて接種しようとされていると感じた。
自分はとりあえず安全な方向で、と自分の考えがいかに浅はかなものかと思わざるを得なかった。ワクチンを信じて早く広く接種し、集団免疫の状態に持って行かないと新型コロナは収束しない。
そう考えさせられる一件だった。