ワーケーションについて 2021.1.5(922字) GOTOキャンペーンの一環なのか働き方改革の実績づくりなのか、ワーケーションという話が出てきた。 「ワーク」と「バケーション」を合わせた造語とのこと。内容は、リゾート地で仕事と休暇を両立するという想定。 これは新しい働き方かのだろうか。 もちろん、このような働き方ができる仕事とできない仕事がある。 できない仕事のことを考えても無駄なので、できる仕事という前提で考えてみたい。 まずメリットだが、リモートワークでの仕事になるが、場合によっては集中できる。人によっても集中できるだろう。 逆に、集中できない人もいるだろう。自分は後者である。なんでリゾート地まできて仕事をしなければならないのか、という気持ちに覆われそうな気がする。 精神的な面でも、オフからオンへスイッチが切り替わることで仕事ができるという人も多いのではないか。リゾート地(べつにリゾート地でなくてもいいのだが)、本来仕事をやるべき以外の場所で、そのスイッチが切り替わるかということ。 これも、自分はそんなに器用に切り替わることはないだろうと思う。 ほかの人はどうなのだろう? 日本人は多くの人が「自分に合わない」と思うのではないかという気がするが。では、欧米の人はどうか? なんとなく欧州発のイメージがあるが、ほんとうにこのような仕事を多くの人がしているのだろうか。 仮に実際やっているとして、それは生産性や質の点でどうなのだろう? ほんとうに高いレベルで業務できているのだろうか。 いろいろ思索をめぐらせてみても、あまりこのような形で仕事をしたいとは思わない。仮に会社から 「貴方用のワーケーション業務を設定しました。○×温泉で2日仕事してください。残り1日は休暇です。交通費と宿泊代は会社が負担します。ただし、食事代は個人負担です」 と言われたらどうか。 はっきり言って、行きたくない。やはり温泉はゆったりオフのモードで行きたい。3日のうち1日休みがもらえたとしても、そんなのいらない。家でゆっくりするほうがいい。掃除とかもあるし。 「できれば、そんなことを構わずに、放っておいてくれ。会社も国も、もっと優先して考えること、資本をつぎ込むことがあるんじゃないのか」 いろいろ考えてみた結果、そのような感想である。 |