支持率が大幅に低下 2020.12.15 (952字)



 となりのグループにいる社員の奥さんが新型コロナウイルス陽性ということが発覚し、社員本人の検査結果が気になっていたが、本日陰性とわかり、まずはひと安心だ。

 ただ、世の中の感染者、重傷者は増え続けており、とうとうGOTOキャンペーンも年末年始は全国的に中止となることが決定された。
 先週末の世論調査で菅政権の支持率は大幅に下落し、その原因が同キャンペーンに対して何も手を打たず感染が広がっているとの見方が強い。
 個人的にはGOTOトラベルは感染を拡大させる影響は小さいと思うが、GOTOイートの方は良くないんじゃないかと思っていた。世間はそんなことより、観光業界のドンである二階氏のいいなりでそこにメスを入れず、結果的に医療崩壊の恐れが強くなっている現状に不満を持っているのだろう。

 経済活性化と医療体制確保の両立はほんとうに難しいと思う。ふつうに考えれば相反することを同時にしようとしているので、どちらも結果が中途半端になってしまうのは避けられないと思われる。そのことも、多くの国民はわかっている。それなのに、菅政権を支持する人がどんどん減っているのは、この政権に関わる人の熱意やメッセージが伝わってこないことだろう。二階氏の怒りをかわないようにGOTO関係の話になると歯切れが悪いし、西村大臣も加藤官房長官も、いったい誰のために政治をやっているんだろうと疑問に思うような対応である。

 かといって、諸外国のどこかが感心するような対応できているようにも見えないし、いろんな弊害が起きている。そうなるともう、個人でできることも考えていかないといけないのだろう。もちろん、できることには限界があるし、生活を抱えながらいきなりリスクのある選択は難しいとは思う。それでも、各個人がこのコロナ危機を乗り越える方法を必死で考え、歯をくいしばってやりぬくしかないのだろう。

 自分もそうだが、幸いなことにそれほどコロナの影響を受けずに過ごせている人もいる。中には大儲けしている人もいるだろう。でも、それは平時でもありうることで、自分がいい思いをしているときにその人たちは苦労のどん底だったかもしれない。他人と比較するからつらくなる。まずは自分や家族が乗り越えていく方法を考えたいし、できれば自分もその一助になれる存在でありたいとも思う。