カジノ不要のいいわけ 2020.12.10 大阪のIR構想が当初の予定より遅れるとのこと。 新型コロナウィルスの影響で外資が訪日できないのと、コロナ後のビジネス展望が少し視界不良になってきたこともあるのでしょうか。 個人的にはカジノが来ることには反対です。IRはイコール「カジノ」でしょう。なぜ反対かと言えば、あくまで私が勝手に思っていることですが、お金の質の問題です。 お金には質のいいお金と、質のあまりよろしくないお金があると思っています。質のよろしくないお金を使いこなすには、かなりのエネルギーと知見がないとムリだと思っています。 カジノには質のよろしくないお金が集まりそうで、それを上手に使いこなすのは困難だと思っているからです。 言い換えると、大阪に質のよくないお金が蔓延して、町も質も低下するのではないかと懸念するのです。 IRで町が活性化するかも怪しいです。質の良くない人間がたくさんやってきて、見た目繁栄しているように見える町は、昔からそこで暮らす人間にとってほんとうに幸せなことなのかどうか。 いっぽうで、質のいいお金で構築された町はいっけん美しいかもしれませんが、町としての魅力があるかどうかは怪しい。人間はつねに合理的な判断だけで生きているわけではなく、無駄とわかっていながら、無謀と知りながら、よくないと思いつつも、その方向の選択をしてしまったりします。そう、人間は弱く、矛盾に満ちているのですね。 そういうことを勘案したうえでも、カジノはあまりいいと思わないのです。直感的にいえば、胡散臭い。日本に全くカジノを入れないでいいというわけではないですが、少なくとも大阪は避けて頂きたい。大阪府民である私は我が儘だという指摘を受けても、声を大にしてそう言いたいと思っています。 |