こどもたちの雑感&記録


2014.1.25
小学校卒業を控えた6年生末期の頃


2014.1.25


2014.1.25

 
将来の夢(2013.3.28)

小学生5年の娘は、先日幼稚園の同窓会があったらしいのだが、いっしょに行ったカミさんのから話。
当時担任だった幼稚園の先生が「将来なりたい夢は何か教えてー」という問いかけに、
「サッカー選手」とか「お花屋さん」とか、しっかりした子は「学校の先生」とか具体的職業を答えていたらしいのだが、娘は
「なりたいものは決まってないんですけど、決まったらがんばりまーす」と、恥ずかしげもなく堂々と答えていたらしい。
うん、それでいいよ。見つかったらがんばってください。父ちゃんはそのときには応援します。


2004.6 奈良公園

2013.3


卒業式のピアノ(2013.3.19)

娘は小学5年生。今日は6年生の卒業式で5年生も出席する。
その5年生の合唱で、なぜか娘はピアノ担当に決まった。
娘はピアノをひけない。というか、今までほとんどひいたことがない。
なんでまたそんなことになったのかと聞くと「立候補がいなくて、なんとなく手を上げてん」という。
いい根性である。
で、それが決まったのが3週間前。それから娘はピアニカの鍵盤に「ドレミ・・・」と書いて練習していたが、
当然ひとりでひけるわけもなく、10日ほど前に先生は「3人でひく」という英断をされた。
娘はピアノの右側、もうひとりは左側(なぜかその子はそこそこピアノがひけるらしいが)、
そしてもう一人は足ペダル担当とのこと。
夜、娘に今日の卒業式のことを聞いたら、ピアノ合唱の番にになって娘たち3人ピアノの前へ出ていくと、そばにいた6年生の先生が
「なんで3人なの?」と聞き、娘は「いろいろあるんです」と答えたらしい。
成果は、と聞いたら
「大成功やで。3つぐらいしか間違わなかったもん」
卒業生のみなさん、すみませんでした。


2004.6 奈良公園

兄弟ゲンカ

 息子は今年小学校に入学した1年生、娘は8月で3歳。二人とも仲はいいが、よくケンカもする。先日、夜寝かしつけていると、何が原因だったかは忘れたが二人が言い合いになった。怒った息子は妹に向かって
「アホ、ボケ! このブサイク女!」
それを受けて娘は
「うるさい! このちんちん野郎!」
どちらも間違ってはないのだが・・・。
そんなことより、こんな口のきき方をする子供たちに、親としてはきちんと怒るべきなのだろうが、私はそれより笑いをこらえるのに必死だった。ここで笑うと調子にのってしまうので。



2004.5

 
結婚式

 2歳の娘は今、下ネタが大好きである。仕入れ先はだいたい保育所であるが、ほんとうにロクなことを覚えてこないものである。
 さて、この土曜日に親戚の結婚式があった。家族4人で行っていたのだが、式も中盤にさしかかり、司会の方が私と妻のところへ来られて「もうすぐお色直しが終わって新郎新婦が来られます。花束贈呈はお子様お二人でよろしいですね」と言われた。おいおい、私も妻も聞いてないぞ。まあそれほどたいしたことでもないし、あの呑気な新郎新婦二人のことなので言い忘れていたのだろう。
 キャンドルサービスのあと、いよいよ我が息子・娘の晴れ舞台。司会の方に呼ばれて2人は頼りなく向かっていった。名前を聞かれたあと、司会の方が「それでは、おめでとう、っていってくださいね」と言われマイクを向けられた2人、6歳の息子が小さい声で「・・・おめでとぅ・・・」
頼りない長男である。司会のおねえさんが
「あんまり聞こえなかったなあ。もう一回言ってみようか」とマイクを向けられ、息子がしりごみしているとき、2歳の娘はマイクに近づき堂々と大きな声で叫んだ。
「おめでとう、うんこ!」
その瞬間、司会の方が硬直しているのをよそに、二人は花束を持って新郎新婦にところへ走っていった。
品格も段取りもあったものではない。そして私は、落ち込みながらシャッターを切っていた。



2004.3

写真における子供との距離感


 自分の子供というのは、格好のモデルとなるのだが、いざ撮ろうとすると距離感が難しい。近すぎるといかにも親の目という感じがするし、遠すぎると絵が散漫になる。適度な、ある意味客観的な視線の絵作りという落としどころを見極める必要がある。親なのでいくらでも子供に近づけるという特権が、逆に写真を難しくすることになっている。

 アルバムに残す写真はやはり親の愛情がこもった、親の目の写真でありたいし、作品づくりでは客観性に基づいたメッセージを発する写真にしたい。(親の目写真が功を奏することもあるが)

 このあたりは、何度も撮り、上がりで反省し、を繰り返して訓練するしかない。さらに「我が子意識」をいかに殺してシャッターを押せるか。これは写真に限らず、教育でも必要な考えかもしれない。