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2004.10.15 京阪大津線



大谷−上栄町 Canon EOS20D EF70〜200mmF4L (35mm換算:112〜320mm)


大谷−上栄町 Canon EOS20D TAMRON17-35mmF2.8-4(35mm換算:28〜56mm)



石山坂本線車内 Canon PowerShotPRO1 7.2〜50.8mmF2.4〜3.5L (35mm換算:28〜200mm)


浜大津 Canon PowerShotPRO1 7.2〜50.8mmF2.4〜3.5L (35mm換算:28〜200mm)


近江神宮前 Canon EOS20D EF70〜200mmF4L (35mm換算:112〜320mm)


滋賀里−南滋賀 Canon EOS20D EF70〜200mmF4L (35mm換算:112〜320mm)


滋賀里−南滋賀 Canon PowerShotPRO1 7.2〜50.8mmF2.4〜3.5L (35mm換算:28〜200mm)


滋賀里−南滋賀 Canon EOS20D EF70〜200mmF4L (35mm換算:112〜320mm)


滋賀里−穴太 Canon EOS20D TAMRON17-35mmF2.8-4(35mm換算:28〜56mm)



浜大津−上栄町 Canon EOS20D EF70〜200mmF4L (35mm換算:112〜320mm)


浜大津−三井寺 Canon EOS20D EF70〜200mmF4L(35mm換算:112〜320mm)


石場 Canon EOS20D EF70〜200mmF4L (35mm換算:112〜320mm)


島ノ関付近 Canon PowerShotPRO1 7.2〜50.8mmF2.4〜3.5L (35mm換算:28〜200mm)


浜大津−三井寺  Canon EOS20D TAMRON17-35mmF2.8-4(35mm換算:28〜56mm)



浜大津−三井寺  Canon EOS20D TAMRON17-35mmF2.8-4(35mm換算:28〜56mm)

京阪電車の「湖都・おおつ1dayきっぷ」が再び発売されたので、大津線の撮影に出かけた。500円で京阪の大津線(京津線、石山坂本線)が乗り放題である。春から夏にかけて期間限定で発売されていたのだが、この秋に再登場となった。大津線で遊ぶにはかなりお得なきっぷなのだが、京都地下鉄区間は別途運賃がいる。三条京阪から御陵まで片道230円。三条でも発売しているのだが、できればこの地下鉄区間の往復きっぷもいっしょに発売してほしい。行きに地下鉄のきっぷを買ったり、帰りに窓口で精算するときなどわずらわしいのだが、京都市交通局側で何か問題があるのだろうか。
 三条京阪から浜大津行きに乗る。日中、京都地下鉄は醍醐(11月に六地蔵まで開業)行きが1時間あたり8本。浜大津行きは4本。平均すると5分間隔で、列車はそれなりにやってくるのだが、大津線は15分ごとなので本数が少ない印象を持ってしまう。乗客数をみれば妥当ということになるだろうが。
 大津線の電車は4両編成で両端の車両が固定クロスシート。なので、いつも先頭車両に乗る。少し曇ってきたが大谷で下車。以前、撮影と関係なく浜大津から山科まで歩いたことがあるが、国道1号線をひたすら歩いていただけなので、撮影ポイントがどこにあるかはわからない。よってキョロキョロしながら大津に向けて歩いた。
 曇っていた空も、上栄町まで来た頃には快晴となり、気分上々。この季節、気温もちょうどいいし、空は抜けるように青く、撮影にはベストのシーズンである。浜大津で昼食をとったが、食べている時間がもったいなく感じるくらい、この日はいい天気だった。

 京津線に続いて、今度は石山坂本線の沿線撮影に向かう。まずは石山寄りの中ノ庄へ向かった。今日は、乗り放題きっぷを活用して、まだ散策したことのない駅周辺をまわるつもりである。中ノ庄は隣の瓦ヶ浜と同じく、プラットホームが踏切をはさんで対角線方向に設置されている。路面電車ではよくある形だ。これを何とか写真に活かせないかと苦心したが、なかなか思うようにはならない。辺りは住宅密集地で絵作りはけっこう難しい。早々にあきらめ、今度は坂本の少し手前、南滋賀まで行ってみる。日中、石山坂本線は石山寺〜近江神宮前の間は7.5分毎でかなり便利だが、近江神宮前〜坂本間は15分毎になる。近江神宮前で乗り換え、次の南滋賀で降りる。

 たしかこのあたりから琵琶湖が見えるはずだ、と思いながら線路沿いを歩いてみる。少し高台になっているので、車両とバックに琵琶湖が入った写真を撮ろうと思ったのだが、意外と撮影できそうなところがない。きちんと調べて来るべきだったと少し反省。それでも山側の集落に少し入ってみたりしながら、滋賀里を越えて穴太(あのう)まで撮り歩いた。すでに日が傾きかけている。時刻は午後4時前。秋の日は短い。急いで浜大津まで戻ることにする。夕暮れは、西日のあたる街の喧噪と電車の組み合わせで、と決めていたのだ。
 しかし、考えがあまかった。三井寺〜浜大津間の併用軌道周辺はすでに光がまわっていない。京津線で上栄町まで行ったが、この区間もダメ。急いで浜大津に戻り、今度は石山方面へ向かうが、線路沿いはどこも光がまわっていなかった。

 そうこうしている間に日没。大失敗である。建物の陰になって光がまわらないことはある程度予想していたが、10月半ばの午後4時半。これほど光に恵まれてないとは誤算であった。これなら穴太周辺で粘っておればよかったと思ったがあとの祭。かなり反省である。というか、落ち込んだ。自分が悪いのだから仕方ないが。
 何とか気を取り直し、宵の写真に挑戦することにした。

 EOS20Dの高感度はノイズが少ない。ISO800なら十分、ISO1600でも何とか使える。一日撮り続けて多少疲れていたが、さきほどの失敗がバネになった。空が少し青いこの宵の時間がまた何ともいい雰囲気である。三井寺〜浜大津間でその宵の街を撮る。列車の本数が多いのは幸いである。
 最後は浜大津で歩道橋から流し撮り。ただ、車両のスピードが遅くて手ブレ多発。一脚を持ってくるべきだったと、最後もまた反省。今日は反省だらけであった。