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2001.3.19 舞鶴

Canon EOS7 EF28〜135mm F3.5-5.6


西舞鶴の入り江 TREBI100


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ネオパン 400 PRESTO


レンガ倉庫 ネオパン 400 PRESTO


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 飛び石連休の合間、年休がとれたので、撮影に出かけることにした。

 海の風景を撮りたかったので、南海電車に乗って阪南市の海岸あたりにでも行こうかと思ったのだが、時期は3月。スギ花粉がひどく、密室で移動できるクルマのほうがいいので、道の混まない反対方向の日本海方面へ行くことにした。

 舞鶴は、日本海に面した京都府北部最大の町である。地形の特性上、古くから港町として栄え、のちに軍港として発展した。

 大阪方面からは舞鶴道が通じていることもあり、もっとも気軽に日本海を見に行くことができる場所だ。そういうわけで、個人的に舞鶴は縁が深く、過去何度も訪れている。免許を取った頃、よく夜中に友達とドライブに来ていたし、若狭湾へ泳ぎに行くときもよく寄り道をした。

 昔、好きな彼女に告白するため、ゼミの発表会で東京から帰ってくる彼女を夜の京都駅で待ったことがある。新幹線を降りてきた彼女に改札口であっさりフラれ、そのあと家に帰る気にもなれず、むなしくひとり向かった先も舞鶴だった。ちなみに、その彼女が今のヨメさんだったりするので、人生はわからないものである。

 舞鶴は個性的な町だと思う。自衛隊の港によるところが大きいのだろうけど、そこに気候の特性による陰のようなものが重なりあってる。

 僕の中にあるイメージでは、日本海に華やかさはない。どんより曇った空とグレーの海、薄暗い町の連なり、など。そういった影と陰の階調を、僕自身が求めているような気もする。舞鶴は、とても綺麗な町だ。しかし、求める階調の入り口にこの町があるような気がして、ついつい何度も訪れてしまうのである。